できる限り自分で決める
ある経営者が部長に求める3つのことについて、以下のように語られたとのことです。

①決める
②責任をとる
③部下を育てる

組織管理者がやらなければならないこととしては、私もまったく同感です。
この中で特に「決める」ということをしない人が本当に多いです。したり顔で意見はいいながらも自分で決めない、十分な専門知識と経験を持っているのに自分で決めない、こういう人は組織を預かるのはちょっと無理ですね。
「決める」ためには知見と判断力(時に決断力も)が必要です。ですから新しいことを「決める」場合は必死になって知見を集める必要があります。そのために必要なのは、勉強をし続ける姿勢と、人脈でしょう。誰に聞けば何がわかるかということがわかれば、知見は容易に集まりやすくなります。

判断はある合理的な意志決定でできますが、決断レベルの「決める」は実に難しいです。知見だけではなく、胆力とでもいったものが求められます。それを磨くのは経験からでしかありません。「決断」から逃げていては、いつまでたっても胆力はつきませんし、「決める」ことができる管理者にはなれません。「決める」ということは、自分でクロージングするということでもあります。私がまだ若手担当者だった頃の話です。ある案件について、自分で結論を出すか、上司に相談をするか悩んだことがあります。結果、課長に相談をしたのですが、私の相談を受け手課長は結論を出すことができず、上司である部長に相談をしました。その部長も取りあえず常務に判断をしてもらおうと常務に話を投げます。そして驚くことに常務は社長に判断を伺いに行く、そんな話がありました。そこまで何日かかったのかはご想像にお任せしますが、その時から「できる限り自分で決める」「できる限り自分でクロージングする」ことを自分に課すようになりました。一担当者が決められないと、組織の階層エレベーターをするすると登って社長まで行ってしまう……、笑い話ではなく、結構、いろいろな会社で起こってきたことではないでしょうか。「決める」ことにより「責任」が負わされます。これが嫌で決められないという人、リスクヘッジのために上司にお伺いを立てるという人、結構いるでしょうね。

もちろん、報告・連絡・相談は大事ですよ。

《2012年5月2日》 新入社員研修、おしまい。来週の月曜日には皆、それぞれの配属先に散って出社します。
関連記事
スポンサーサイト
【2012/05/02 23:57】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<コップの水が今どうなのかの解釈に悩むよりも~新入社員研修のおしまいの話から | ホーム | 新人のときの教え>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/1609-ab2bdf93
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |