イーゼル・プレゼン① ~経営学習研究所
月曜日の経営学習研究所(MALL)のキックオフ・イベント。

第二部は理事全員が自分がやることをイーゼル・プレゼンで説明し、参加者がそれを回遊するという仕掛けでした。地下の会場の中央には、フードコーナーがあり、学生スタッフが一生懸命に考えたフード類が素敵なディスプレイで参加者を魅了します。地下に降りた参加者はまずはフードコーナーに誘導され、フードとドリンクを持ち、理事のプレゼンの場に散ります。時間的に全員のプレゼンを聞けた人はたぶんいなかったのではないかと思います。各理事のプレゼン内容をMALLのサイトなどで整理して改めて伝える必要があるとは思うのですが、すでに各人がそれぞれ自分が持つ媒体で説明を始めています。ということで、本ブログは一応、匿名ブログですが、私もこの場で少し説明をしたいと思います。

私がやりたいということは、皆が進んで愉しく学ぶ世界が日本中で広がることの後押しです。今、第3次勉強会ブームと言われているそうです。そして今回の特徴は、20代から30代の若手がその主たる担い手であるということだそうです。もう流れは始まっています。それを もっと拡げるために何かを少ししたい。ただ、そんなことです。

MALLは「日本を学習大国にする」という大義を掲げています。その根底には日本が元気な国であり続けて欲しいという思いがあるのではないかと思います。でも、一企業の中で人事の仕事をしている私のような人、1人ひとりが持てる影響力はけして大きなものではありません。また、他の理事の皆さんのように、打ち出せる得意分野も持っていません。普通のビジネスパーソンです。そんな人たちに簡単に日本の元気を維持するなんて芸当はできません。

私たちの一番身近な世界は、職場と家庭です。ここの元気をまずは維持、発展させることが最初の第一歩ではないでしょうか。特に職場は大きいです。身近なチャレンジの場です。そして、人事担当者というのはそれが少しやりやすい立場にいるように思います。だから、何かをやらなければいけない立場にいます。

そんなことを考えていた時に気になることが置きました。しかも3回も続けて。MALL当日は、これをちょっとちゃかして紹介することを導入部としました(この話は何度かここのブログでも愚痴っているので、またかという人ごめんなさい)。

事件① 2012年4月21日 JMAM「人材教育」読者セミナー
第Ⅲ部 人材育成担当者によるワールドカフェ

事件② 2012年5月11日 インテリジェンスHITOフォーラム
第Ⅱ部 自らのタレントを磨くダイアローグ

事件③ 2012年5月25日 Works Symposium 2012
分科会A-3 「学びとキャリアの未来」でのディスカッション

いずれも人事を仕事としている人たちが集う場です。前段では著名だ大学の先生や、人事責任者が語る魅力的な他社事例の講演があり、最後にワールドカフェ、ダイアローグ、ディスカッションなどが用意されています。主催者の意図はいうまでもありません。

でも、です。これらのセッションの前に多くの人が席を立って帰ってしまうのです。語らない人事担当者、寡黙な人材育成担当者、そんな皆さんがたくさんいるのです。もちろん忙しいのはわかります。あと、ちょっと尻ごみしているのかもしれません。もしくはレベル的に得られるものがなさそうだと判断したのかもしれません。でも、なんか寂しいものを感じます。語らない人事担当者に果たして何ができるだろうか、自分を棚にあげてこういうことを考えてしまいます。

でも、私のフェイスブック上では週末になるたびにおびただしい数の勉強会、ワークショップの報告が並びます。そのうちの結構な数の人はたぶん去年の今頃、二年前の今頃は、一歩踏み出していなかった人ではないかと思います。

外で学ぶことが絶対だとは思いません。でも、悪いものでもないと思います。そんな場にまだ参加していない人をゆるくいざなうことができる場が多くなると何かがちょっと変わるんじゃないかと思います。

旧来型マスコミは「閉塞感」を演出します。でも、「閉塞感」という言葉を理解できないと言って捨てることができる若者が出てきています。インターネットの社会では「閉塞感」を感じるほどゆっくりとしたスピードでは走ってはいません。旧来的価値観に安住することを求める人が、そうでない人にまで「閉塞感」を押しつけているといったことが起こっていないでしょうか。

こんなツイートをいただいていました。

『きっといろんな会社の人事の方が、MALLのようなイベントに参加して、本気で会社のことを考えているなんて、今の大学4年生は知りません。 まずは就職活動をしている友人に今日の話をすることから始めたいと思います。 本日は皆様お疲れ様でした! #malljp tamtanta 』

学生スタッフの1人のつぶやきだと思います。そう、私がMALLを通じてやりたいことはこういう気持ちが広がることなんだなぁ、と感じました。本気で会社のことを考えるためにも、多くの人に外で学んでもらう必要があります。

「日本の学びが閾値を超えると何かが変わる」

一時期、調味料を売っていたことがあるのですが、人が味覚を認識できる濃度の水準を「閾値」と呼んでいました。ある%未満だと味がしないものが、その値を超えたらにしょっぱく感じる、そんな値です。たぶん何かが浸透して拡散していくプロセスにも、そんな閾値の水準があるんだと思います。その値に近づくためにささやかでもいいから何かをしたい、その場がMALLでもあります。

そして、もう1つの思いがあります。一部の人は、実に多くの夜と週末を学びに費やすようになっています。「越境学習」の世界を回遊しているかのごとくです。これはこれで悪くはないのですが、学習の世界がソサイエティ化、サロン化すると、外来者が入りにくくなります。これは学びの拡散のためには避けたいことです。

また、1つツイートを。

『直接話すのも気づきが起きるけど、そこかしこで繰り広げられてる会話を小耳にはさむのも、面白い。 さっき小耳に入ってきた「越境する場がいつのまにか、越境の場じゃなくなってる」って話。田中さんのぷらっとの話ともつながるなー。 #malljp haruka_524』

導入部だけであまりに長くなったので、この思いの続きと具体的にやろうとしていることは、明日以降に続きます。
どうも私の話はくどいですね。

《2012年6月8日》 仕事って難しいなぁ。と、改めて実感。
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