すでにご案内していますとおり、【ちゑや】の中村店主ご一行様を来月のキャリアデザイン学会にお招きしています。案内文がそろそろできたので、引用します。お申し込みは、キャリアデザイン学会のホームページからお願いいたします。また、私たちも前泊か後泊で何かやらかすつもりですので、ご一緒いただける方、事前にお教えください。
************************************************************************ ワークショップ1 【つながりがつくる企業内キャリア~【ちゑや】の世界を通して考える】 ● 目的 成果主義の浸透、ITの浸透によるリアルなコミュニケーションの減少、職場のゆとりのなさ、中途採用の一般化……、さまざまな要因から、職場における人と人のつながりが弱ってきている。職場におけるキャリア支援を考える立場からも、これは重大な問題だといえる。そんな中で、職場における「つながり」を取り戻すために立ち上がった活動が【ちゑや】だ。一企業内活動として始まった【ちゑや】だが、これにインスパイアされて同様の企画を立ち上げる企業がにわかに増えてきている。 今回は【ちゑや】店主らを招き、実際に参加者全員で【ちゑや】のワークショップを体験した上で、【ちゑや】的なものが求められる背景と、今、企業内で何が起こっているのかを理解し、企業内キャリア支援を考えるためのヒントを得たい。 ● ゲスト講師: 1.【ちゑや】店主 中村繁様 2.【ちゑや】飛脚 川島隆一様 3.【ちゑや】たま 石津愛様 ● 司会(コーディネーター) 研究会企画委員・田中 潤(株式会社ぐるなび) 藤田 多恵(株式会社TBSテレビ) ● テーマ設定の背景 2011年10月30日放送「サキどり "不機嫌な職場"をゴキゲンに!!」 NHKホームページより 【ちゑや】発足のきっかけは、もともと営業担当だった中村さんが、現場で感じていた違和感でした。5年前、会社の事業拡大で、中途採用者や派遣社員が一気に増え、互いによく知らない人が多くなり、職場で気軽に相談しあえる雰囲気はなくなっていきました。放っておくと孤立する人が出てくると感じた中村さん。声かけや社員の交流会などを自主的に始めました。その活動の必要性を会社も認め、3年前、正式な部署になったのです。 入社3年目・営業担当の東雄治さんは、【ちゑや】によって、気持ちが救われたといいます。学生時代、野球部に所属していた東さんは、明るさと積極性が持ち味でした。入社してからは、飛び込み営業に走り回りましたが、リーマンショック後の不況で成績は伸びませんでした。ライバルである同期には悩みを打ち明けにくく、上司や先輩たちも忙しそうで相談できません。東さんはひとり追い詰められていきました。そんな東さんの変化にいち早く気づいたのが、職場を巡回していた中村さんでした。ある日中村さんは、「明るい性格のお前の良さが無くなってるぞ」と東さんに言いました。このひとことが、東さんの心に響き、少しずつ自信を取り戻していったのです。 【ちゑや】は、月に2~3回、社内交流会を開いています。お酒とつまみを持ち込んで、部署も立場も違う様々な人たちがお互いあだなで呼び、仕事の悩みなどを本音で語り合います。50人の社員をまとめる部長の小檜山覚さんは、この交流会に出たことが、職場の人たちの気持ちを理解するきっかけになったといいます。以前は、部下たちのモチベーションが低いように感じて苛立つこともありましたが、この席で若手社員が仕事への情熱や理想を語る姿を初めて見ました。「本音で話せる職場にすることが、社員のやる気を高めていく。」そう考えるようになった小檜山さんは、いま、部下の話をじっくりと聞くようになりました。 【ちゑや】店主、中村繁氏の名刺の肩書きには「つなぎビルダー」と書かれている。 自分らしいキャリアは決して自分一人で築けるものではない。人と人との「つながり」がキャリアに与える影響は計り知れない。しかし、現実の職場では、ますます人が孤立しやすい状況に陥りがちではないだろうか。「つなぎ」をつくるという役割を名乗る人物が現れたのは、社会的な必然かもしれない。 さらには、【ちゑや】インスパイア企画ともいえる企画を社内で立ち上げる企業が続出している。【ちゑや】店主の中村繁氏は、今ではそれらの企業の後押し役、指南役もつとめている。今回の「ワークショップ1」では、まずは参加者全員で実際に【ちゑや】ワークショップを体験する。【ちゑや】ワークショップは、ちょっぴりあやしく、何よりも愉しい。体験する以外にこのエッセンスを伝えることは難しい。 その後、【ちゑや】的なアプローチに胸を打たれ、自らの企業での実践を始めている企業2社のケースを確認し、最後は参加者全員で討議を行いたい。 「つながり」が作りにくい社会・組織、「つながり」が途切れやすい社会・組織。そんな社会・組織の中で、「本音」と「本気」を生み出す場が何かを変える、そのことを皆で実感し、これからの企業内キャリア支援につなげて考察をしよう。 ● タイムテーブル(あくまでも予定) 13:30-15:10(100分) (05分) 進行説明と投げかけ (30分) 【ちゑや】ワークショップ~前半 (30分) 【ちゑや】ワークショップ~後半 (15分) 事例ご紹介 ~TBS・ぐるなび (20分) 全体討議とまとめ 当日はグループに分かれてワークショップを実施します。参加人数によってグループ数は増減します。運営の特性上、極力、途中入場、途中退席のないようお願いします。また、これも運営の特性上、ある人数を超えての実施は難しく、参加希望者多数の場合は当日の会場先着順にて参加を締め切らせていただく場合がありますのでご了承ください。 このワークショップに参加するためには、学会大会への入場が必要です。詳しくは学会サイトをご確認ください。
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