特例子会社からの「卒業」
今晩は、私が担当する障がい者特例子会社で送別会。

1年8カ月前の会社創設と同時に入社した第1期生の1人が卒業しました。4年ほど前に体調を崩して精神障害の手帳を取得した彼は、新たな職場に健常者として就職を決めました。貴重な戦力を失うのはつらいですし、大切な仲間が去ることは寂しいですが、何よりも彼が地に足をつけた努力で体調を回復させ、強い意志で仕事に取り組んできた結果として、他の会社が障がい者ということをまったく意識せずに、彼の能力を買って、通常の中途採用の枠で彼を採用をしてくれたことを嬉しく思います。まさに特例子会社からの卒業です。

仲間がいろいろと心をこめたプレゼントなどを用意してくれました。彼は業務上でも気持ち的にも当社の柱の1人でした。そんな彼を送ることにより、当社は第2ステージに歩み出すことになります。おそらく簡単なステージではありません。そして、彼の前途にも大変なこともあるでしょう。でも、双方ともに何とかなりそうな気がしています。きっと。

特例子会社は別に障がい者を卒業させることをミッションにしているわけではありません。というか、逆にこんなケースは全国でも極めて少ないことと思います。また、けして皆がそれをめざす必要などありません。自分にあった仕事の仕方、自分の持ち場の中でできる限りのことをやればいいのです。
でも、仕事で身体を壊し、精神障がい者という立場になった人が、仕事をやりながら体調を回復させ、健常者として採用されるまでになるというのは、あっていいストーリーです。そして、その場が私たちの会社であったということに、私たちは誇りを感じています。1人ひとりのメンバーにも誇りを感じて欲しいと思います。

送別会の場にて、退職日でもある8月31日付で彼に最後の辞令を交付しました。「名誉社員に任ずる」という辞令です。卒業生として、これからも私たちの会社を見守り、叱咤激励してくれ、メンバーの相談に乗ってくれることと思います。私たちは精神障がい者が多数を占める全国でも珍しいタイプの特例子会社です。2年前のちょうど今頃、特例子会社を作ろうと思い、突貫工事で翌年1月には事業を開始しました。そして1年8カ月を終えた今日、こんな素敵な日が迎えられるとは……。仕事ってやっぱり思ったことを徹底的にやるべきなんだと改めて実感した夜でした。


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【2012/08/31 23:57】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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