給与アウトソーサーの2つのセリフ
一般的に給与アウトソーサーの営業担当が使うセールストークで2つだけ、ちょっとどうかなぁと思うことがあります。まあ、いずれも悪気ではいっていないんですけどね。

1つ目はこんなセリフです。「これからは戦略人事の時代です。給与業務は弊社に任せていただき、御社の人事担当はより戦略的な上流工程の業務に専念してください」。

なるほどね、確かにそれはいいことかもしれません。でも、ってことは給与業務って戦略的ではない下流工程の業務なんですね。そういわれるとちょっと担当者なんかは身もふたもありません。
戦略的ではない下流工程の業務でも、あえて競争力確保のために社内に置くという判断もあります。下流工程ならすべて外に出しちまえという発想に基づく経営はちょっと危険ではないでしょうか。上流・下流、戦略・非戦略というよりは、自社の競争力の担保にどれだけ密接に貢献できているかが大切なのではないでしょうか。また、そういったことなしにしても、給与業務を愛おしく思っている人に対しては、もう少しいい方を気をつけた方がいいかもしれませんね。繰り返しになりますが、いっていること自体はそのとおりなんですけど。

そして2つ目は、「当社はフルスコープでのアウトソーシングを提供しますので、御社は徹底した省人化を図れます」って奴です。これも営業は悪気はありません。ただ、彼らのいうのは彼らの感覚の中でのフルスコープであり、給与業務のスコープ範囲が会社によって異なっていることはいうまでもありません。彼らのいう給与業務とは何か、自社でいう給与業務とは何かを慎重にすり合わせなければなりません。そして、すり合わせるのは範囲だけではありません。彼らは彼らのやり方でフルスコープのサービスを提供します。もちろんそこにはかなりの融通をきかせますが、彼らからみて非常識な要望は当然にスコープの外となります。で、自社の常識は他社の非常識というわけではありませんが、どんな会社であっても非常識な運用の3つや4つはやっているはずです。それらについては、運用変更をしなければいけません。このあたりもよく詰めないといけません。
給与アウトソーサーのいうフルスコープとは、彼らのフルスコープのサービスにユーザーが運用を原則的には合わせるという意味なのです。ここでのズレは大きいです。

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