書籍紹介: 『人間の達人 本田宗一郎』 伊丹敬之著
会社の3階に突然に書店ができました。それも結構な規模です。もちろん突然できたのではなく、予告のポスターなども貼ってあったようですが、あまりに身近でまったく気づきませんでした。いずれにしても、書店好きの自分としては、ことのほか喜ばしいことです。ということで、さっそくオープン初日であるこの金曜日、に4冊ほど目についた本を買って帰りました。そのうちの1冊がこれです。

本田宗一郎という稀有な経営者、そして既に歴史上の人物について、今年になって伊丹先生が書いた本です。

私は今のところ4台続けてホンダ車に乗っています。大学生のときに始めて買ったのが、三菱自動車。その次が日産自動車。社会人になってからはトヨタ自動車。そして、4台目にして初めてホンダ車を買います。それから綿々とホンダ車を乗り換えています。SONY同様にやっぱりなんとなく好きな会社、ブランドなんだと思います。是非とも頑張り続けてほしい会社です。

で、そんな会社なのですが、本田宗一郎という創業者について書かれた書籍、そして自身が書いた書籍はよくよく考えると読んだことがありませんでした。というか、偉大な経済人について書かれた書籍、偉大な経済人が書いた書籍というのは、あまり読んでないんですね。振り返ると。それから歴史物もほとんど読んでいません。たぶんこういう傾向になっているのは、これらの書籍は過去のことを書いているからではないかと思うのですが、本書の中で本田宗一郎も市場調査について過去に聞いても仕方がない的なことをいっていました。

実に人に厳しく、そして人に暖かい方だったようです。現場を大切にする反面、きちんとした理論・原理原則も大切にされていたようです。ある種、明確な哲学と思想を感じられます。

カリスマ的な創業者が退任したあと、それも二人三脚できた藤沢副社長も一緒に退任したのですから、その後のホンダを危惧した人も少なくはなかったのではないかと思います。しかも、会長に残るなどして院政を敷いたわけでもなさそうです。

それでありながら、1973年の社長退任時には3900億円であった売上高が、本田宗一郎氏が逝去した1991には4兆3900億円になっていたという(ちなみに2011年度は単体2兆7400億円、連結で7兆9500億円)、つまり社長退任で企業の勢いが衰えるどころか、さらなる成長を遂げたというのは、もの凄いことです。

おそらくこれは、偉大な創業オーナーが一線から退いた後も、その思想と哲学が残ったからではないかと思います。「人間尊重」の精神、「三つの喜び」、これらが価値基準、行動基準として根付いていたからではないかと推察します。是非、ホンダさんにお邪魔して、今の取り組みを伺ってみたくなりました。さっそく週明けにアポとり依頼をしてみます。

人間の達人 本田宗一郎人間の達人 本田宗一郎
(2012/06/08)
伊丹 敬之

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