個人と組織が成果を高めるためには、2つのコミュニケーションが大切です。先週の土曜日にそんなことを伝える研修を初めてリーダーになった若手社員向けに実施しました。
その2つのコミュニケーションとは「パフォーマンス・コミュニケーション」と「メンテナンス・コミュニケーション」です。 「パフォーマンス・コミュニケーション」では、業務の全体像を共有します。ここで大切なのは、業務の全体像を説明すればいいのではなく、共有、つまり共通理解することです。なぜ、これが必要かというと、業務の全体像がわからないと、人のモチベーションは下がるものだからです。 ビジョン・目的・目標、価値観・行動規準・ルール、目標達成の具体例、明確な役割、進捗状況など、メンバーときちんと共有しながら業務を進めることです。 「メンテナンス・コミュニケーション」では、人の気持ちに配慮します。なぜ、これが必要かというと、気持ちへの配慮がないと、人のモチベーションは下がるものだからです。 声掛け・名前を呼ぶ、認める・感謝する・ねぎらう、意見をきく、任せる、勇気づける、そんなことです。 リーダーは意識してやっているのでなくても、名前を呼ばれない、無視される、役割が与えられない、意味が理解できていないことをやらされる、自分の意志での行動を妨げられる、好奇心を満たすことを否定される……、そんなことがあると、メンバーのモチベーションは低下していきます。 それに対して、名前を呼ばれる、声をかけられる、役割を与えられる、やっていることの意味を理解することができる、自分の意志で動ける、好奇心を持つ、なんてことが日常で普通に起こっていれば、メンバーのモチベーションは高まっていきます。 簡単なことですが、果てしなき日常の中ではこれがなかなかできません。「業務の全体像を共有する」「人の気持ちに配慮する」、常に念仏のように唱えていると、少しずつできるようになっていくものです。自分の意識を信じましょう。
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