「現場管理者としてのミドル」
先日のHITO総研の企画「ミドルの未来」。何も整理できていないのですが、少しずつ片づけていきます。今日は一橋大学の守島基博先生のレジュメから。実は中抜けしたので、守島先生のお話は聞けていません。ただ、レジュメにはまさに今を説明する基本的なことが整理されていたので、整理して残しておきたいと思います。それにしても、すごくわかりやすい整理ですね。

さて、1人ひとりのミドルはこれを読んでわくわくするのでしょうか。うんざりするのでしょうか。少しでもわくわく方向に向けて行くのは私たちの仕事です。

《これまでのミドルに期待されてきた4つの役割》


①部門目標達成責任者としてのミドル
②部下管理者としてのミドル
③トップとボトム繋ぐ、文字通り「ミドル」
④社外ネットワークの結節点・外部への代表としてのミドル

《今、進行している組織革命の中での環境変化と、新たに求めらてきた役割》


①競争激化により戦略立案が困難に ⇒ 戦略達成の現場依存
②イノベーションが戦略の中核に ⇒ 現場での知識創造
③全産業的な「サービス経済化」
④ビジネスのグローバル化 ⇒ 機能する現地の必要性

・こうした変化の結果、現場での価値創造が競争力の源泉となる
・求められるのは、付加価値を創造できる現場とそれを可能にするミドルマネジメント
・例えば、お客様ニーズへの対応、現場でのイノベーション創造

《組織モデルそのものが変化している》

今まで……階層型組織
①トップダウンの戦略達成が重要
②目標に従った組織人としての行動が求められる
③指揮命令系統によるコントロール
④HOWを考える人を求める
⇒「タテ型組織」

これから……自律型組織
①1人ひとりが自律的に目標設定して、分散した中で行動する。
②組織の統合は、インセンティブとビジョンによる統合
③リーダーには、企業家的行動が求められる(戦略構築の重要性)
④メンバーには、自律的目標達成が求められる(WHATを考える人)
⇒フラット型組織、HIGH PERFORMANCE WORK SYSTEM

《そして、ミドルに求められるもの》

①自律性: プロフェッショナリズムとアイディア
②人の心の結集: 理念と人的魅力
③組織力: 組織構築と必要に応じた変革

~経営トップには、いつでもこの3つが求められてきた。今、ミドルマネージャーや現場リーダーにも、こうした力が求められるようになってきた。「現場経営者としてのミドル」。

《でも、今、見えてくる図柄は…》


①孤立し、自律性を失いつつあるミドル
  ・強まる自己目標と会社目標の連動
  ・弱まる外部や部下とのコミュニケーション
②厳しい進捗管理の中にいるミドル
  ・強い進捗管理、弱まる自律性
③人的リーダーシップが発揮できないミドル
  ・部下育成が困難に
  ・弱まる部下とのコミュニケーション

~大きく役割が変化する中で、逆に状況としては、こうした役割を担うことが難しくなっている

《今、ミドルに期待されてきた5つの役割》


①部門目標達成責任者としてのミドル
②部下管理者としてのミドル
③トップとボトム繋ぐ、文字通り「ミドル」
④社外ネットワークの結節点・外部への代表としてのミドル
⑤現場経営者としてのミドル

~ミドルの役割が変質し、経営的になるなかで、企業は必要な役割を定義し、リーダーがそうした役割を担えるような環境を整えていくべきである

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