定点観測者、同伴者としての意味
本日、キャリアリソースラボラトリーの花田光世先生のスーパービジョン。今年度5回目ですが、まともに参加できたのは(といっても30分の遅刻)初めて…でしょうか。

テーマは「外部専門家との連携について」。精神科医で多くの企業で産業医もつとめられている野口先生が前半の2時間超の時間を受け持たれます。野口先生の話の細かい部分までは書けませんが、キャリアアドバイザーとてメンタルヘルス案件に対峙し、専門家との連携をとる際のさまざまな葛藤や難しさを皆で考えました。メンバーの指摘は、産業医との連携にかなり集中していました。

そして、最後の野口先生のシートから4行だけ抜粋です。
メンタル対応、うつ病、自殺の問題などのテーマに触れた後のシートでした。

■連携の意図を自分に問い質す
■自分の不安に気づく
■最悪の事態への理解と備え
■定点観測者、同伴者としての意味


私たちが意識しなければいけないことです。最初の3つはまさにその通りですよね。「意図」を常に意識しないといけません。何となくであったり、事なかれ主義的な連携はかえって危険をはらみます。その前提としては、自分の感じている「不安」をきちんと認識することが大切です。「不安」を覆い隠さないこと、「不安」の存在から逃げないことです。そして、きちんと「最悪の事態」を認識してイメージできるだけの「知識」が必須です。知識は往々にして人を助けます。これらのことは、メンタル対応だけでなく、危機管理全般にいえることのように感じます。

最後の1つが意味深いです。「定点観測者、同伴者としての意味」。

定点観測者というのは、少し遠くからそれなりに客観視することです。それに対して同伴者というのは、相手に寄り添う存在です。この2つは、まったく使う筋肉が違うものです。現場のマネージャーは定点観測者になることはできません。しかし、冷静な定点観測は必要なものです。これと寄り添うことの二役を担うのは難しい…。しかし、現場の本当の支援者になるには、この両立は必須なのです。

そして、続く花田先生のセッション。外部専門家に関する相談が、困った問題の「解決」に終始しているという現状を指摘した上で、プロセスをデザインする部分にまで外部専門家をより「開発」的に巻き込むことができないかといわれます。野口先生のいう「同伴者」としての立場を共有してもらうということでしょうか。困った時の外部専門家ではなく、もっと日々のプロセスの中で彼らとの連携ができないかということです。

なかなか理解が追いつかず、???がいつものように(いつも以上か…)残ります。

ただ、キャリアアドバイザーの役割は「普通の社員が元気になることへの支援」だと明言し、面談で「最近どうですか」という問に「特に変わったことはありません」「まあまあです」と答えるクライアントがいたら「チャンス」と思えという花田先生の教えには、何とか答えられるようになりたいと改めて思います。そして、そのために外部専門家を活用する方法を「内部専門家」として日々考えていきたいと思います。

ところで最後の言葉、野口先生は私たちキャリアアドバイザー(どうしても私はキャリアアドバイザーとしてではなく、人事担当として考えてしまうのですが)にだけ述べた言葉なのか、ご自身にも語られている言葉なのか、何となく質問できずに終えてしまいました。

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【2013/01/26 22:28】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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