なぜ仕事でスピードは大切なのか ~期待値調整という考え方
仕事で一番、大切なものはなにでしょうか。

難しいですね。いろいろな切り口からの答え方がありますが、私はあえて「スピード」と応えることが多いです。ただし、「そもそも、今の時代は…だから」などと言い出すつもりはありません。「スピード」さえあれば、いろいろないいことがあるのです。

顧客からある課題を出された2つの会社の営業担当者。

A社の担当者は、翌日に企画書を持って行きます。するとお客様は「おっ早いな、でも早いばかりで大したできじゃないんじゃないの、どうせ」と思って企画書を開きます。

B社の担当者は、1週間後に持って行きます。するとお客様は「ずいぶんじっくりと時間をかけたな、きっといいものに仕立て上げてきたんだろうな」とつぶやきつつ企画書を開きます。

仮に両者の企画のレベルが同程度だったときに、間違いなく軍配はA社にあがります。つまり、A社に対しては「一晩でここまで仕上げれば立派なもんだな」という評価が下され、B社には「一週間かけてこの程度かねぇ」という辛い評価が下されるからです。つまり、時間がかかってしまうことにより、お客様の期待値がぐんと跳ねあがってしまうのです。

仕事において「期待値調整」は実はとても大切です。

お客様もあなたの上司も実は仕事を「絶対価値」でばかりみているわけではないのです。自分の期待値と比較した上での「相対的な価値」で無意識に評価を下しているのです。ですから、仕事の成果を上げることと同じくらい、上手に相手の期待値を調整するというのは大切な戦略なのです。

そして、「スピード」というのは何のテクニックもつかわずに真正面から正々堂々と「期待値調整」を自然にできる手法なのです。ですから、何となく「スピード」感のある仕事をする人は、その仕事の出来栄え以上に「できる奴」と思われやすいのです。

「スピード」にはもう1つ極めて大きなメリットがあります。それは、やり直す余裕を担保していることです。先の例でA社の担当の場合、出された企画書がまったくNGなものであっても、十分にやり直せる時間があります。また、実はに早い応対だったために、見当違いだった謝り方も愛嬌さえ交えればお茶目な洒落ですむかもしれません。でも、B社の場合はどうでしょう。1週間もたってから、まったく的外れのものを出したら、もう間に合いません。これは深刻です。

実は「スピード」感をもった仕事をやるというのは、実に打算的な仕事のやり方でもあるのです。さあ、すぐに仕事に取り掛かりましょう。

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