キャリアアドバイザーの第二・第三世代はサラリーマン化している
2003年度に慶應MCCキャリアアドバイザー養成講座ベーシックに通い、翌2004年度にはアドバンスを連続受講。そして、2005年度からSFC研究所キャリアラボの登録キャリアアドバイザーとして、花田光世先生のスーパービジョンにずっと隔月で参加させていただいています。

で、本日が2012年度の最終回。ごくわずかの遅刻で参加することができました。

いろいろメモとして残しておきたいことがありますが、これからまた出かけるので1つだけ。キャリアアドバイザーの第二・第三世代というお話についてです。花田先生曰く「キャリアアドバイザーの第二・第三世代はサラリーマン化している」と。つまり、与えられたミッション・役割に基づいて、与えられたことをやっているだけの存在になってしまっているとの指摘です。

といっても、そもそもキャリアアドバイザーは企業内の存在ですから、皆、サラリーマンです。仕方がないんじゃないのという気もしますが……。でも、これはとても本質的なお話でもあります。

第一世代のキャリアアドバイザーというのは、当然ですがその企業の中で前人未到の道を歩まざるを得ない運命にありました。企業内キャリア自律なんてものが役に立つのかという罵声を浴びながら、1つひとつ障壁を片づけ、1つひとりを説得をして、それぞれの企業でキャリアという概念を定着させてきたわけです。そんなことですから、命じられてキャリアアドバイザーになったという人はあまりいないわけです。勝手にアングラからやり始めたり、一生懸命企画を出して辿りついたり、人それぞれでしょうが、いずれにしても大半の人が自分がやりたくて始めたのです。それがわずかに10年前のことですから、時代は意外と早く動いているものです。
やりたくて始めるわけですし、周囲の理解はないわけですから、それこそ「サラリーマン根性」では仕事が進みません。勝手に外とのネットワークを創り、そこから多くのことを学び、社内でも理解者を増やしていく、各企業でいろいろなドラマがあったことかと思います。

そして、第一世代も異動で別の仕事に移ったり、引退をしたりしていきます。その時点で、企業内でキャリアアドバイザーというものが認知されていれば、当然のごとく後任がアサインされます。第二世代です。一部の人は希望して着任できたのでしょうが、意に反して着任した人もいるかもしれません。いずれにしても「仕事」としてキャリアアドバイザーをやることになったわけです。いうまでもなく、第一世代は、仕事としてやっていたわけではありません。自分を突き動かす何かがあってやり始めたわけです。この差は大きいです。さらに第三世代となると、創業の第一世代と一緒に仕事をする経験を持てていないのですから、さらに役割で仕事をするようになるのはいたしかたありません。

実はこれはキャリアアドバイザーだけの話ではありません。あらゆる「新しい」仕事にいえることです。このブログの中でも、ほぼ同じような話を「シェアードサービス」についても書きましたし、「COMPANY」についても書きました。最近では「障害者特例子会社」なんかでも同じことがいえるなと感じています。

私は幸いなことに、キャリアアドバイザーもSSCもCOMPANYも障害者特例子会社も第一世代です。第一世代として仕事をするのは何といっても面白いのです。前任者のいない仕事ほど、組織で働いていて面白いものはありません。私は前任者がいる仕事であっても、引継書などはほとんどみないように意識しています。自分で一から好きなやり方で仕事を始める方です。でも、なんだかんだのしがらみがありますから、第一世代的な仕事のような醍醐味までは味わうことはできません。

第一世代の共通の特徴として、外とのネットワークを構築しており、大切にしているところがあります。何せ社内には共通言語が通じる人がいないというのが、第一世代の宿命ですからこれは当然のことです。

でも、レッテル貼りはいけません。第二世代、第三世代にも、第一世代以上に意欲と熱意と使命感をもって、新しい価値をさらに加えることに奔走している人はたくさんいます。他者に安易なレッテルを貼った時から自分の堕落が往々にして始まります。

第一世代にとって必要なのは、何よりも回顧話をしないことです(今日は少ししてしまっていますがご容赦を)。いつまでたっても、健全に過去を否定して、第二世代や第三世代からも真摯に学んで、今よりもさらによい明日を創るためにはどうすればいいのかを考え続けることです。それができないことを自覚したら、そろそろ引退の時だということでしょう。気をつけなきゃいけません。

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