イノベーションの大敵は窮乏生活
『イノベーションの大敵は窮乏生活』

ちょっと前の日経新聞で読んだ、ローソンの新浪剛史社長の言葉です。
さらに次のように続いています。

『過去数年、世界が激変する中で、多くの日本企業はコスト削減にまい進し、投資は控え、万一に備えてバランスシートに現金をせっせと貯めこんできた』。
『そろそろこのマインドセット(心構え)を前向きに切り替え、積極的にリスクを取る時期にきている。そこから新しいイノベーションや成長の芽が生まれる』。

コスト削減だけでは新たな創造がないのは当然です。しかし、組織にとってコスト削減は永遠に追い続けなければならないテーマです。コスト削減の取り組みをやめてはいけません。

方や「積極的にリスク」をとることは大事でも、「全面的にリスク」をとることはできません。それでは経営ではありません。

一番の問題は、ゼロから100への針を常に振り切ることと、選択をしているようでしないという選択をしてしまうことです。

どうにもならないので、投資はすべてやめて、コスト削減のみに注力しようというのは、100からゼロに振り切る思想です。そして、そのコスト削減を全部門一律10%やろうというのは、選択をしているようでしていない選択そのものです。何も考えていないといってもいいでしょう。でも、意外とこういうこと、やっていませんか。

経営とは、判断もしくは決断と、選択の連続です。経済環境が悪かったことを背景に、コスト削減にとにかく注力すればいいという「選択をしているようでしていないという選択」に逃げ込んでいた企業も、さすがに環境の責任にできない状況になってきました。今こそ、選択が大切な時です。

今日も5名の内定者を会社に呼んで会いました。新卒採用で内定を出した学生については、必ず間をあけずに来社してもらい、私自身が会うようにしています。
私たちの希望は、彼ら彼女らが受けているすべての企業から内定をとって、その上で最終的に当社に来るという選択をしてもらえることです。複数の内定を首尾よくとれた学生は学生で、選択をしなければならないという大きな試練に直面します。人の意見や世間の評判ではなく、自分の意思で明確な選択をするように促します。そのための材料は提供しますが、無理には誘いません。当社にくるにしても、こないにしても、きちっと自分で結論を出せた学生と話していると、いい学生に内定を出したと安堵します。自ら選択ができない人には、大きい仕事はできまませんから。

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