『上司から評価される人になる』 萱野聡著 明日香出版社刊
著者の萱野さんとは、慶應丸の内シティキャンパス(MCC)の花田光世先生担当「キャリアアドバイザー養成講座」でご一緒させていただいた以来のお付き合いになります。当社の人事内研修の講師にもお出でいただいたりと、何かと普段からお世話になっています。

萱野さんが本を書いたというので、どんな内容かなあと楽しみにしていました。一読してみますと、温厚でありつつ、きちっと切り込むところは切り込む萱野さんの姿がよく反映されている本でした。平易な文体で、細かい単元にわかれているため、とても読みやすく、あまりビジネス書を読むのには慣れていない入社2~3年目くらいの若手が読むといいんじゃないかと感じました。

この本には上司の50のつぶやきが書かれています。

「途中経過もちゃんと報告してくれよ」
「事実を言ってほしいんだよな」
「先に結論から言ってくれよ」
「自分で一度確認してるの?」
「彼はタイムマネジメントって知ってるのかな」
「今忙しいんだよな。みればわかるだろう」
「周囲の動きをみて仕事をして欲しいよな」
「この件、部長に話とおってる?」
「メールじゃなくて直接いってよ」
「できない理由より、どうしたらできるか考えてる?」

なんて感じのが50の単元に分かれて並んでいるわけです。そして、そのつぶやきの背景、つぶやきにかける上司の思いなどが語られ、部下として何をするのが良いかを説いています。

立場が違うと見える景色が違います。上司と部下の問題の根本の1つはここにあります。上司の立場になって初めてあのときの上司の発言の意味が心底からわかったと感じた人も多いと思います。でも、それでは遅いわけですし、もったいないですね。
この本、当然ですが、上司としての立場からの逆読みもできます。自分が部下だった頃の気持ちをついつい忘れ、どうして彼はやってくれないだろうと思ってしまうのが、また上司です。お互いに相手の立場で考えることができればいいのですが、顧客関係と違って上司部下関係ではそのシンプルなことが実はなかなかできません。家族関係ではさらにできないという話もありますが…。

萱野さんのお顔を思い出しつつ読ませていただきました。

上司から評価される人になる仕事のやり方・考え方 (アスカビジネス)上司から評価される人になる仕事のやり方・考え方 (アスカビジネス)
(2013/04/11)
萱野 聡

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