「酒場学習論」~一般社団法人経営学習研究所sMALLラボ
昨日、5月19日は一般社団法人経営学習研究所sMALLラボ主催「酒場学習論」を開催させていただきました。多くの方にご参加いただき、想像以上の盛況でした。ほんとうにありがとうございました。

会の最後に岡部理事と松浦研究員の超力作RTP「経営学習新聞」が配布されましたが、この新聞の裏面に「酒場学習論」が生まれるまでを簡単にレポートしましたので、まずは引用します。

***************************************************

【見出し】
そして「酒場学習論」の世界は生まれた

【リード】
本研究所の代表理事である中原淳は著作「職場学習論~仕事の学びを科学する」で、人は職場で「他者」とどのようにかかわり、学び、そして成長するのか?を探求した。理事の田中潤はこの本の読了後すぐに「酒場学習論」の構想を開始したという。「酒場学習論」の誕生までを振り返る。

【本 文】
「居酒屋」でも「飲み屋」でもなく、「酒場」というべき空間がある。大切なのは「職場」も「酒場」も「場」という文字がついていること。「場」とは人が集い、何かを感じ、何かを得て、何かを学び、そして立ち去るところ。そんな「場」としての「酒場の学びを科学する」ことを呑みながら真面目にやることができたら…、思いは広がった。
まず頭に浮かんだのは、『古典酒場』の倉嶋紀和子編集長だ。5月16日のブログで倉嶋編集長は、次のように『古典酒場』創刊の思いを語っている。
『こんなにも酔い場がある。なんて酔い笑顔にあふれているんだろう。こんなパラダイスがあることを多くの人に知ってもらえたら。そして、再開発などでなくなりつつあるこの古い酒場をなんとか記録に残せないか。自分の実体験、実感、そして希望を込めて創刊した「古典酒場」』。まさに「酒場愛」に満ち溢れた言葉ではないか。
キャリア論の専門家、学習論の専門家、書家、一級建築士、テキーラソムリエ、着付師範、……この企画に日本中から各分野の専門家たちが集まり、最強の実行集団ができた。打ち合わせと称する呑み会も重ねた。そして「まるます家」2階貸切という最高の「場」を得て、企画は膨らむ。書家による手書きの箸袋の裏でするリフレクション、怪しくも小洒落た「のみくじ」、プロジェクター代わりの手製のポスターや模造紙、「まるます家」自慢の料理、ジャン酎モヒート、和装の登壇者、……。「場」は自然にデザインされていく。でも、「酒場」を本当にデザインしているのは、そこに集う酔い笑顔に満ち溢れる「人」だ。店主側とすべての客が一緒に創り上げる空間、それが「酒場」の空気感に他ならない。「酒場学習論」のすべてのコンテンツは、そんな「場」を愉しむための余興でしかない。でも、「酒場」の灯火がある限り、私たちの「酒場学習論」は続く。

***************************************************

ややおちゃらけて書いてはいますが、基本的にはこのとおりです。
本企画の基本設定は、Learning Barの裏返しだともいえます。Learning Barはアルコールというツールを使って、ワークショップを見事に活性化させました。「酒場学習論」は学習というスパイスを味わいながら、少し真面目に、そして気楽に呑むという場を通じて、何かをそれぞれが少し学べればいいという企画です。

Learning Bar主宰者の中原先生(経営学習研究所理事でもあります)は、
普通のセミナーは
   聞く⇒聞く⇒聞く⇒帰る
であるのに対して、Learning Barは
   聞く⇒考える⇒対話する⇒気づく
場だといいました。最近のイベントの多くはこのLearning Barスタイルになってきましたので、Learning Barの歴史的意義は大きいです。
でも、これに対して「酒場学習論」のコンセプトはこうです。
   呑む⇒聞く⇒対話する⇒沁みる
ということで、受付が終わった方からさっそく呑み始めます。

968846_553934901330112_1319788195_n.jpg

この手のwebで募集をして、かつ事前入金ではないスタイルのワークショップでは、参加歩留まりの読みがいつも難しいものです。どうしてもドタキャンがあり、しかも連絡のないドタキャンすらあります。今回は建物の構造上40名限定の企画のため、歩留まり調整に悩んだのですが、「まるます家」様にご迷惑をかけてはいけないので40名までしか当選を出しませんでした。半数ほどの方が申し訳ありませんが、落選となりました。当選連絡後、3名の方から都合が悪くなったとの連絡をいただいたので、いただく都度にキャンセル待ち当選のご連絡をしました。で、当日、ふたを開けてびっくりです。

何と12時の開始時刻2分前には、全員が集まりました。10分前に9割方の皆さんが会場に入り呑み始めていました。私もいろいろワークショップには携わりましたが、このくらいの規模で、webでの公募で、事前入金なしで、という条件の中ではなかなか経験のないことです。なんらアイスブレークなしで、開始時刻にはあちらこちらで楽しそうな声が。酒場の力、さすがです。

簡単に当日の流れを追います。ほんとはもっとしみじみ書きたいことが一杯あるのですが、流れを追うだけで今日は精一杯です。

・イントロダクション(13:00-13:10) ~あらためてMALLへようこそ~
  まるます家の松島さん、MALLの中原代表理事からもご挨拶をいただきます。
9_large.jpg

・東京酒場ストーリー(「古典酒場」編集長 酔女 倉嶋紀和子)
  豪華特大写真を駆使しての「酒場」の話。もう会場は聞き入っていました。 
  特大写真はファミマに感謝です。
無題

943643_10201330439009648_1707038932_n.jpg

・宴という名のダイアローグ
  さっそく話し合います。ただの呑みではありません。
18875bf6c04b11e2bb5122000a9e2955_7.jpg

・倉嶋紀和子という生き方(聞き手:植田亜希子・佐伯和則)
  インタビュアーのお2人が非常にいい問を投げかけられていました。凄いです。
dd871dbcc03a11e28a5622000a1fbe35_7.jpg

・キャリア論の立場から「倉島紀和子」を語る(法政大学准教授 石山恒貴)
  家族ぐるみで用意した模造紙をご覧ください。
  プロジェクターのない時代って、ほんとプレゼン大変だったんでしょうね。
  倉嶋さんがまじめな表情で聞き入っています。
19_large.jpg

・学習論の立場から「酒場」を語る(インテリジェンスHITO総研 田中聡)
  挑戦者的な入りで、翌日が大切だで終わる、今や酒場常連になった田中さんです。
  この企画に参画したときは1人呑み未経験者でしたが、今やゴールデン街を1人ではしご酒します。
20_large.jpg

・ダイアローグという名の宴
  気づきを箸袋の裏にしたためていただきました。
  この箸袋、書家の尚海さんが1つ1つ筆で書いてくださったという逸品です。
  ワークショップは細かいツールにもこだわるところが愉しいです。
 バックにあるのは「まるます家」名物「ジャン酎モヒート」、これも素敵にワークショップを彩ります。
f58cd4aac03611e28e0922000a9f1335_7.jpg

ちなみに当日のメニューは下記のとおりでした。

1.うなぎカルシウム
2.たぬき豆腐
3.刺身盛り合わせ
4.自家製ジャンボメンチカツ
5.なまずの唐揚げ
6.うなぎ蒲焼

919902_473239709417140_1572774011_o.jpg

29335e02c04411e2952822000a1f9695_7.jpg

931301_195554137265124_1267973364_n.jpg

・ラップアップという名の中締め
  呑む⇒聞く⇒対話する⇒沁みる の次は、はしご酒 です。

そして、なんとさっきの光景の写真が入った新聞が配られます。
岡部理事、松浦研究員ありがとうございます。MACとセブンにも感謝です。
c8622250c04a11e2866922000a1fbcb1_7.jpg

da18085cc04a11e2801622000a1fb91e_7-2.jpg

最後に若き「酒場」店主に飛び入りをお願いしました。「煮こみや まる。」いいお店です。
23_large.jpg

最後にお土産「のみくじ」です。私は、第四番「のんべえ」が当たりました。「愛しき酒、今日も呼ぶ呼ぶ 手のなるほうへ」と書かれています。岩手のomogichiという4人組の創作集団の手によるものです。
20130515_072545-55.jpg


そうして、初対面同士が連れ立って、まだまだ明るい赤羽の街に繰り出していきました。

「まるます家」様、講師の倉嶋様、登壇しつつスタッフもこなしていただいた皆様、ご来場いただいた皆様、MALL理事・研究員の皆様、残念ながら当選メールを送れなかった皆様、多くの皆様のおかげでこんな馬鹿げたイベントを無事に終えることができました。

参加者のお一人に「酒場」好きが高じて、自分が「酒場」の店主になったという方がいました。先にご紹介した荻窪の「煮込みや まる。」です。もろにコの字カウンターの、一人呑み「酒場」です。当日も店を開けるために赤羽から荻窪に向かう車中で書いたと思われるブログに、こんな言葉がありました。

**************************************************
いい酒場ってなんなんだろうなぁって考えながら、今日ふと思ったこと。
  「ほどよい許し
   ほどよい縛り
   その心地よさ」
こういうことかな~
**************************************************

ほんとにこれは実感します。そして、別にこじつけるわけではないですが、仕事そのものもこれにつながるように感じます。「ほどよい縛り」がなければ実は仕事も面白くないのです。いろいろと制約や反対がある中で「ほどよい許し」をしてくれる仲間や上司がいて、仕事をやりとげる、そんな「心地よさ」。そんな職場をつくるのを「古典酒場的マネジメント」と呼びましょう。安心できる緊張感、ピリッとするゆったりさ、でしょうか。

倉嶋さんも、よい「酒場」は仮に一人ひとりが語り合っていなくても「酒場」全体が気持ちのいいチームプレーをしているというような話をされていました。一人呑みをしていても、一人ではないわけですね。倉嶋さんが一刀両断に斬り捨てていましたが、当日の参加者で唯一1人呑み経験がなかった中原代表理事もきっと近いうちにチャレンジされることと思います。

最後に本日のベストショットで終わりましょう。和装へのご協力も、ありがとうございました。
やっぱりこの笑顔ですね。

25_large.jpg

牧村理事がツイッターのまとめを作成くださいました。こちらでも沁みてください。参加した40人だけのうちわ受けのようなブログで失礼いたしました。

「酒場」が盛り上がってきた今だからこそ一区切りをつける、と「古典酒場」12号にして最終号の発売前日にこのような会を開催させていただけたことを1人の酒飲みとして光栄に思います。

20130428_152702.jpg

古典酒場12FINA (SAN-EI MOOK)古典酒場12FINA (SAN-EI MOOK)
(2013/05/20)
不明

商品詳細を見る












関連記事
スポンサーサイト
【2013/05/20 23:01】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<素敵な新卒採用担当者 ~HRカンファレンスより | ホーム | 経営学習研究所sMALLラボ 「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/1781-f0bcb331
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |