「任せる」と「押し付ける」
マネージャーの典型的な愚痴の1つに「あいつらにはいろいろと仕事を任せているんだけど、ぜんぜん自分ごととしてやらないんだよな」というのがあります。期待しているのに自主的に動いてくれないメンバーに対する不満ですね。

仕事を任せるというのは実に難しいことです。

「任せる」と「押し付ける」は正反対の言葉といってもいいですが、実はこの区分は微妙です。上司に仕事を与えられたときに、任せてもらったと思えば、メンバーは自主的にやる気をもって仕事にあたるでしょう。でも、押し付けられたと思えば、いやいや仕事に取り組みます。やる気がうせるわけです。往々にしてあるのが、上司自身は任せたつもりでも、メンバーは押し付けられたというパターンです。

「任せる」と「押し付ける」の分岐点は一概にはいえません。ただ、1つのポイントは「全体像をみせているかどうか」ではないかと思います。

仕事全体の姿をみせずに、ここだけ責任を持ってやれといっても、これはメンバーからみると任せられたとは思えません。単に押し付けられただけだと感じてしまいます。ここでまた難しいのは、上司が仕事全体をみせていない場合の大半は、実は意識的にそうやっているわけではないのです。気づかずにそうしてしまうのです。

ここには情報の持つ特性の問題があります。

つまり「情報を持っている人は、情報を持っていない人の気持ちがわからない」という特性です。メンバーから全体像を伝えてもらえなかったと不満をもらって、驚く上司も少なくないのではないでしょうか。逆に、そんなことは自分から聞きにくればいつでも説明したのにと開き直る上司もいます。ここでまた「メンバーが上司に話しかけるのには実は勇気がいる」という特性がこれを邪魔していることを上司はなかなか気づきません。

任せたと思っていたメンバーが仕事を期待とおりにやらなかった場合、まずは相手が任せられたとは認識しておらず、押し付けられたと認識していると上司は考える必要がありそうです。

ここ1~2週間の自分の仕事を振り返っても、反省がいくつも浮かびます。

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