「不安」とは何からくるのでしょうか。
もちろん一概にはいえないとは思いますが、①知らないということ、②先行きが見えないということ、の2つは大きな要素だと感じます。そして、就職活動というのは、この2つともが常につきまとうものです。知らない「社会」という世界に向かって、先の見えない日々を続けるのですから。 先週末で終了した弊社関西でのインターンシップに参加した学生がした、最終発表の質疑応答の中のお話です。 当社のインターンシップでは、採用とはまったく無関係に、できるだけ本当に仕事経験を職場でリアルにしてもらうのですが、これへの参加動機の一つとして「これから始まる就職活動への不安への対処」をあげてくれていました。そして、インターンシップを終えたとき、それがかなり消えたと言い切っていました。 実際に仕事をしている社会人と一緒に職場生活を過ごし、働くということの実感を多少なりとも得た成果だといえます。そして、もう一つ得た成果は、自分が不安を感じたときに、その世界に飛び込んでみることによって不安が消えることがある、不安から逃げているのではなく不安に対峙してみることによって不安が薄れることがある、ということを実体験から学んだことです。 「先行きがみえない」ということは簡単には解決ができないでしょうが、「知らない」ということは努力でかなり解消できるものです。正しい知識を得ることによって、不安の対象の輪郭がみえてくることが間違いなくあります。その意味では、正しい知識は大いなる武器なのです。 私たち社会人の大切な役割として、不安をあおるだけではなく、地に足のついた正しい「働く」ということについての知識を大学生・高校生・中学生に少しでも伝えていくということが間違いなくありますね。 ![]()
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