「ハイブリッドに考える思考の技法」高津尚志著
中長期的で大切な仕事があとまわしになり、重要度は低いけれども急ぎの仕事に忙殺されているのが、多くのマネージャーの日常ではないかと思います。学びたいこと、整理したい資料、読みたい本、これらの時間もなかなかとれません。30歳前後の頃に傾倒したホワイトカラーの生産性向上運動DIPSでは、私たちのスケジューリングの習慣の間違えを明確に指摘してくれていました。

私たちのスケジュール表は、多くの場合、アポイントメント管理表になり下がっています。つまり、会議の予定、来客の予定、打ち合わせの予定、吞み会の予定といった、誰かと何かをする予定だけが書き込まれており、考える時間、作業する時間というのは時間予算化がされていないことが多いかと思います。それでも会議などが少ない人であれば問題ないですが、朝にその日のスケジュールをみると、夜の8時までほとんど会議で一杯なんて人の場合は、長期休暇でもないと、絶対に中長期的な大切な仕事にまで辿りつきません。DIPSではこういった考える時間や、デスクで1人で作業する時間を、早めにきちんとスケジューリングしておくことを強く薦めていました。これはスケジュールを能動的にコントロールしようとする第一歩です。同様に、学びたいこと、整理したい資料、読みたい本、といったものに対する時間も予算化しちゃうのもいいことですね。

ある意味、中長期的な仕事を考える時間や、学び、整理、読書などの時間は、仕事における自分のための時間です。他者のために自分の時間を惜しみなく提供することによって良い仕事ができるのは間違いないでしょう。でも、それ一辺倒になると、少々疲れます。それが何年にもなると、ちょっとへとへとになるかもしれません。気持ちが疲れるのです。いかに時間予算として、自分のための仕事の時間を確保しておくか、そしてそれをどの程度死守しようとするか、このあたりをこなせるビジネスパーソンはいってみれば、ハイブリット思考で仕事ができる人かもしれません。自分のための時間と、他者のための時間。自分のための仕事と、他者のための仕事。

IMD日本代表の高津尚志氏の著書「仕事も人生も突き抜ける!ハイブリッドに考える思考の技術」を読み終えて、そんなことをあらためて考えました。二者択一ではない、ハイブリットな考え方、そして生き方。特に人事の仕事をしていると、白や黒とは言いきれない、ほとんどが中間色のグラデーションの中で仕事をする日々です。ハイブリットにものごとをとらえることは、絶対に必要な仕事です。

※すみません、書籍紹介をするつもりで書き始めたのではないので、書籍紹介としては極めて半端になっております。


ハイブリッドに考える思考の技法ハイブリッドに考える思考の技法
(2013/05/25)
高津 尚志

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