One for all, all for one
伝聞の伝聞なので、本当のことかどうかはわかりません。

「One for all, all for one」って言葉があるじゃないですか。
普通、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」だと訳しますね。よくラグビーで出てくる言葉のようですが、私はどうしてもこの言葉をきくと山下真司が出てきます。「スクール・ウォーズ」ですね。大映テレビらしい作品です。1984年の放送だったらしいですから、もうすぐ「スクール・ウォーズ30周年」がやってきます。

この「One for all, all for one」という言葉は、「スクール・ウォーズ」の創作ではなく、以前からラグビーの世界では使われている言葉だそうです。私の好きな言葉、座右の銘に挙げる人もいるくらいの有名なフレーズになってますね。たまたま知ったのですが、この言葉の出典はアレクサンドル・デュマの『三銃士』だそうです。そして実は「1人はみんなのために、みんなは1人のために」というのは誤訳だそうで、本当は「1人はみんなのために、みんなは1つのために」なのだそうです。

「1人はみんなのために、みんなは1人のために」というのは、究極のチームワークを説いた言葉なのかと思いますが、よくよく考えると「1人はみんなのために、みんなは1つのために」という方があるべきチームワークとしては適しているかもしれません。ラグビーの試合でいえば、「1つのために」の「1つ」は「勝利」に他なりませんから、「1人はみんなのために、みんなは勝利のために」となります。こっちの方が、ある意味、合理的でさわやかです。合目的的な存在としての組織としては、こちらの訳の方が適しているようにも感じられます。なんといっても、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」というのは、これを実現したからといって勝利に結びつくかどうかはわかりませんから。

でも、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という訳には素晴らしく情緒的なテイストがあります。いうまでもありませんが、「1人はみんなのために、みんなは勝利のために」では、あの大映テレビのテイストは出なかったでしょう。共同体としての組織を好むのであれば、こちらの訳に軍配があがるように思います。たぶん「スクール・ウォーズ」が放映されていた1984年の日本では、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という訳が、皆にしっくりときたのかと思いますし、疑問を挟む余地もなかったのでしょうか。勝つためには、何よりまず愛すべき共同体であることが前提であったということでしょうか。

スクールウォーズ〈上〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)スクールウォーズ〈上〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)
(2005/01)
馬場 信浩、大原 清秀 他

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