働くことはまんざらでもない ~企業×大学パネルトーク事前企画⑨~
【企業×大学 パネルトーク&ダイアローグ】「これからの社会をつくる人材」を育成するために、いま何をすべきか 」事前企画の第9回です。何のことだかわからない方は、11月4日のブログを。いよいよ明日の開催です。どんな皆様とお会いできるか、とても愉しみにしています。

思い立って、開催前に連続的にブログを書くということをやってきましたが、自分なりに考えの整理になりました。読まれる方がどうだったのかはわかりませんが…。まだまだ、書きたいことは残ってはいますが、今日は開催前日、つまりこういってブログを書くのも最後になるので、シンプルな話で終わらせようかと思います。

すべての社会人は、もう二度と新卒就職活動をすることはありません。明日、集まる皆さんもすべてそうだと思います。ですから、私たちが新卒就職活動を考えるのは、次世代のことを考えることになります。もちろん、第一義的には自分の企業のために考えている、自分の大学のために考えているということになるのだとは思いますが、少なくとも間接的には次世代のことを考えることになっているはずです。

私たち人間も生き物です。すべての生物は子孫を残し種を絶やさないことが遺伝子に組み込まれています。つまり次世代をはぐくみ守り育てることは、すべての生物の遺伝子に組み込まれている活動になります。でも、進化とともに人間の遺伝子は一部分が劣化してしまっているのかもしれません。この機能はどうも弱まりつつあるようです。

今年当社に来たインターンシップ生の1人が最後の発表のときに言った言葉です。「インターンシップを通じて、結構仕事をしている人はつらいことばかりではないんだ、愉しいことが仕事の中にはたくさんあるんだということを肌で理解できた。自分は自分の子どもに仕事って愉しいんだぞといえる大人になりたい」。こんな趣旨でした。よくよく聞いてみると、彼の家庭では、働いている両親ともに、仕事の愚痴ばかりをこぼしており、仕事のネガティブな印象ばかりを刷り込まれてきたというのです。彼が「インターンシップ先の人達はそうでもないみたいだよ」というと、親からは「学生のお前にはいい話ばかりしているからで、本当はいいことなんかないはずだ」といわれたというので、これは筋金入りですね。

確かに仕事は辛いことの連続であり、いいことはほんの少しだったりするかもしれません。でも、毎日毎日私たちが仕事に向かえるのは、何か魅力を感じることができるからなのだと思います。今、日本で働いている人のすべてがハッピーに働いているとはいいません。でも、少なくとも私たちが次の世代に仕事についてポジティブな面を魅せて行かなくてどうするのでしょうか。

就職活動もそうです。その悲惨さ大変さばかりを強調すればするほど、誰もが委縮します。合目的的な行動として、マニュアル的な対策での武装を選択します。これは社会側からのプロパガンダにも多大なる責任があるといえます。採用担当者のほとんどはもの凄く前向きで、熱いハートを持つ人です。そして、ハードに働きながらも仕事を愉しんでいます。採用シーズンになると、夜遅く家に帰ってパタンとベットに身体を横たえるだけの生活をしていても、そんな自分の一日を褒めてあげられるような充実感を得ています。

仕事について、社会について、就職活動について、どうしてこんなにネガティブ・キャンペーンをこの国はしているのだろうと思います。確かに世の中には、おかしいことも間違っていることもたくさんあるので、何でも楽観的になるのは薦められません。でも、社会人の1人として、仕事のこと社会のこと就職活動のこと、それらを自分の言葉で次世代に愛着をもって語れるようにはなりたいものです。少なくとも「働くことってまんざらでもないよ」程度のことはいいたいですね。

少し感傷的な内容になりましたねぇ。

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※本連続ブログに用いた写真は、すべてカラーハンティング展からのものでした。

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