カマスの学習性無力感
カマスの心理学のお話を聞きました。学習性無力感のお話ですね。

カマスは美味しい魚ですが、結構、獰猛に小魚を食い荒らす魚なんだそうです。大きい水槽にカマスと小魚を入れると、ペロリと食べつくしてしまうとか。

これは実験です。カマスを水槽の中にいれます。その水槽に小魚を入れると、カマスは一目散に小魚に突進して食べてしまいます。そこで次に水槽の真ん中に透明のアクリル板を入れて水槽を2区画に分けます。そしてカマスのいる側と別の側に小魚を何匹も入れます。カマスは小魚を食べようとして突進するのですが、アクリル板にぶつかってしまい小魚を食べることができません。何度も何度もアクリル板に激突を繰り返すのですが、思いは叶いません。やがてさすがのカマスも疲れ果てて、小魚の方には向かわなくなります。何度かのアクリル板への激突の果てに、この水槽にいる小魚は食べられないんだということを学習したわけです。

そんなタイミングでアクリル板を外します。2区画に区切られていた水槽は1つになります。これで晴れてカマスはいつでも小魚を食べられるようになります。でも、哀しいかな、一度、無気力を学習してしまったカマスはもう小魚へ突進することはありません。元気なく漂います。そして驚くことに、カマスの口元にまで小魚が泳ぎ寄っても、反応を示さなくなっていまうそうです。

ほら、アクリル版がなくなったから、小魚にも手が届くよ!とばかりに小魚がカマスの近くに寄っても、カマスは小魚を食べようとしないのです。このカマスが再び小魚を食べるようになるには、どうすればいいでしょうか。

答えはシンプルでした。
別のカマスをこの水槽に入れるのです。新しいカマスは、無力感を学習していませんから、当たり前のように小魚を食べに突進します。その姿をみていた元からいるカマスは、あれっもしかすると僕だって小魚を食べられるのかもしれないと思いなおすのでしょうか、再び小魚に向かうようになるそうです。

ざくっとこんなお話でした。
実際のこのような実験があったのか、誰がしたのかはわかりません。出典となる実験を探そうとネットで検索して1分間のみ調査をしましたが、相当数の方がブログ等でこの実験を引用しているのですが、1分間の調査の結果では出典に行きつきませんでした。でも、みんな他の魚ではなくカマスといっているのですから、たぶん実際の実験はあるのでしょう。

話を聞き終わってまずは、カマスが無力感を学習できるほど頭がいいとは知らなかったとか、どうして他の魚ではなくてカマスなんだろうとか、海水魚を使って実験をするのは凄く大変なんじゃないか、なんでわざわざ魚にしたのか、などと思いましだか、当然ながらこの話の本質はそこではありません。

たぶんここからいろいろな教訓を語れるでしょう。特に無気力になったあとの復活のところですね。確かに自分から、僕にもできるかもしれない、僕もやってみようと思うことが大切なんだと思います。人からいわれても動けないものは動けないんです。問題は新しいカマスがみつかるかどうかです。新しいカマスが水槽に入ってきてくれるかどうかです。私たちはこの問題の解決のために、新しいカマスを探すのです。

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※どんなに探してもカマスの写真が出てこなかったので、国立の名店「うなちゃん」の写真にしました。ああ、行きたいなぁ。「うなちゃん」では、カマスは食べられません。念のため。
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【2014/01/25 23:40】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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