パラダイム・シフト
昨日、今日と新卒向けの会社説明会でした。他の要件とぶつかり、昨日は午後、今日は午前中の会のみ登壇することができました。

私が新卒採用を初めて担当したのは、1991年入社組の採用の時です。バブルの一番最後の頃です。この頃はネットがまだなかったので、さまざまな紙媒体を作成し、応募者と往復しました。紙媒体制作は採用担当者の大切な仕事であり、私の大好きな仕事でした。そんな中で制作した入社案内の1つのタイトルが「パラダイム・シフト」といいました。制作会社からの持ち込みタイトルだったと思いますが、当時会社が目指していたことを端的に語っている言葉でした。でも、なかなかパラダイムは変わらないものです。

今年も会社説明会の中で、15分ほど話す時間をメンバーが用意してくれているのですが、今年のお話のテーマは「パラダイム・シフト」です。1991年は会社が変わるという意志表示で使った言葉ですが、今年の会社説明会では、皆さんに求められること、というような意味で使っています。

パラダイムとは、状況や物事に対する私たちの見方や考え方のことです。私たちがものを見るフレームだといってもいいでしょう。私たちは、パラダイムに条件づけられて物事をみています。そのパラダイムは、生い立ちや、環境、そして経験などによって条件つけられていきます。

パラダイムの特徴にはこんなことがあります。
 ○人によって違う
 ○時には不正確なこともある
 ○意識することはあまりない
 ○行動の源泉になっている
 ○変わることがある
 ○他者の行動にも影響を与えることがある

人は事実ではなく、解釈でものを見ている。同じ事実を見ても、見え方は全員違うのです。しかし、私たちは他の人も同じように見えていると思ってしまうのです。ここに人間関係の難しさがあります。これは、私たちがパラダイムのレンズを通してものを見ているからです。自分の思いや経験によって形つくらたフレームを通して世界を見ているからです。

パラダイム・シフトとは、パラダイムが変わること。漸増的な成長にはパラダイム・シフトは必要ないでしょうが、爆発的成長を遂げるときには、必ずパラダイム・シフトが伴います。

パラダイム・シフトを起こすには、少なくともこんなことが必要そうです。
 ○新しい知識や経験を得る
 ○環境を変える
 ○自分に対して問いかけをする。

学生から社会人に移る時、嫌でも環境が激変します。学生時代のパラダイムでは通用しないことが沢山出てきます。学生時代のパラダイムから、ビジネス・パーソンのパラダイムにどうシフトしていくか、その第一ステップが就職活動です。学生時代のパラダイムをわかりやすく表しているのは、このブログでも何度か紹介している問題解決症候群の話です。

問題解決症候群(妹尾堅一郎)************************
症状①:問題は与えられるものである。
症状②:与えられた問題には必ず1つの正解がある
症状③:その唯一の正解は誰かが知っているし、場合によっては教えてくれる

これは学生時代の受験時代の代表的なパラダイムでしょう。もちろんビジネスはこれではできません。そして多分、就職活動もこのパラダイムではうまくいきません。企業選びに正解があるわけがないのですから。今の就職活動はほんとうにまともではありません。でも、今はそうなっているのは事実であり、自分が今年、就職活動をしなければならないのであれば、それに不平を言っても仕方がありません。曖昧で理不尽な就職活動は、明らかに学生のパラダイム、学校のパラダイムからいえば、ありえないものです。でも、いいか悪いかは別として、社会にはそんなパラダイムもあるのです。

会社説明会で話すのはこういう話とは少し違うのですが、たまたま先週「7つの習慣」研修を受講して、あらためてパラダイムについて考え、新卒採用に触れる中で20年以上前の採用担当者としての自分を思い出し、そんな時に今年始めての会社説明会があり、といった流れに何か不思議な関係を感じたので、書き残してみました。

「7つの習慣」は昔から気になってはいましたが、何となく西洋くさい感じがして敬遠していました。たまたまある方のご縁でこれを受講することができ感謝しています。結構、はまりました。

ここでも忘れた頃に少しずつ書き残していくかと思います。

DSC_0114.jpg
※あー、もうどれだけここに行っていないでしょうか。本店以外やインスパイアは、いまだに頻繁に行ってはおりますが。ラーメンに対するパラダイムが変わる店であることは間違いありません。
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