シェアードサービスの光と影 ~私的シェアードサービス論(シェアードサービス経営者交流会議)②
昨日の続きで、企業研究会の「シェアードサービス経営者交流会議」でお話した「シェアードサービスの光と影 ~私的シェアードサービス論」という少々ふざけたタイトルの講演からのご報告です。

昨日は、持株分社で人事シェアードサービスができて、そのあとに人事給与パッケージのCOMPANYを導入した昔話まで書きましたっけ。
COMPANYを選定をする際に、多くの企業にヒヤリングに訪れました。何か考えるときに先輩企業に知恵を授かりにいくという、このパターンは私のビジネスのスタイルになっています。その際にヒヤリングにお邪魔した企業は例外なくどちらも本当に親切に教えてくださいました。そんなヒヤリングにお邪魔した多くの方の親切な対応を実感し、これを一対一ではなく、面でやると何か凄いことができるんじゃないかという気持ちがだんだんと高まってきました。そんな思いをニチレイの藤田さんにご相談したところ、是非、それはやろうといってくださり、食品SS連絡会というシェアードサービスを実施している、もしくは検討している食品メーカーの会を2012年の9月に立ち上げました。尊敬する先輩であった藤田さんですが、昨年の夏に亡くなられました。藤田さんの影響を受けた人事パーソンはたくさんいます。

この頃、なぜ、SSCは連帯したのか、その理由として講演の中では3つをあげました。

①共通の話題がある、共通の悩みがある
②新しい何かをやろうという情熱がある、高揚感にあふれている
③寂しい(社内では誰も相談相手がいない、社内で同じことを悩んでいる人がいない、誰も特に関心ももっていない、社内の中枢からはずれている)

会が終わった後に懇親会があり、私も参加させていただいたのですが、乾杯をされた方が「ほんとに寂しいんだ、この会にくるとホッとする」といった感じのご挨拶をされていましたが、管理系の業務には少しそんな傾向がどうしてもあります。また、特例子会社なんてのも実にこれに似たような感覚があります。

食品SS連絡会は今でも続いてます。毎年、給与担当者講座ベーシック、給与担当者講座アドバンスという参加各社の給与実務担当者を集めた講習も開催しています。一緒にやれるものは、会社を超えてやった方がいいという思いは、今も続いています。

そのあと2003年から2005年まで、企業研究会のシェアードサービス研究交流会議に参加しました。これはとても刺激的でした。自己流でやってきた身としては、シェアードサービスをとりまく理論の習得は実に刺激的でした。実践と理論の行き来が意味を持つことをこのときに初めて知ったのかもしれません。その会の親分格にあたる「シェアードサービス経営者交流会議」で今回、講演をさせていただけたということは本当に光栄なことです。

私にとって特に理論派の論客の存在には、何よりもどぎもを抜かれました。自分が情緒派だけに、勉強をしなければならないと改めて感じました。。その反面、自己流でやってきたことが十分に通用するとの自信を持つこともできました。また、何よりも、夜を徹して論じ合う仲間ができた喜びは大きかったと思います。そして、仲間は講座参加者同士の関係にとどめず、各社の担当者まで巻き込んでの交流に発展していきます。シェアードサービスセンターでは実務担当者が主役です。責任者だけの交流では意味がありません。

当時、夢見ていたことで叶えられなかったことが2つあります。1つは「シェアードサービス学会」をつくること、そしてもう一つは企業横断的なシェアードサービス組織をつくることでした。

あれやこれやと回顧しましたが、いずれも、今は昔のお話です。今は懐かしいシェアードサービス黎明期のお話です。
そして、当時、シェアードサービスというのは私たちにとって、まさに新規事業だったのです。新規事業が既存事業になるプロセスが、メンバーのモチベーションを保つという意味では一番難しいのかもしれません。今回お会いした皆様は、その地平線の先で戦い、ご苦労をされている皆さんです。思えば私は一番濃く、一番いい時代にシェアード・サービスと接していたのかと思います。

明日もちょこっと続けますね。

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※お台場のホテル日航が会場でした。懇親会後の夜景…。
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【2014/03/18 23:54】 | シェアード・サービス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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