教室パラダイムから社会パラダイムへのパラダイムシフト
4月を迎えました。とにかく業務が目茶詰まっており、本当に久しぶりに、1週間ずっと仕事で帰りは午前様、酒場には1軒も寄らず、出張も外出もなしという日々を送りました。30代後半の頃に戻ったような生活です。そして、その間に、入社式があり、新入社員研修がありました。

新入社員研修は、まさに汽水域のような存在です。16年間続いた教室パラダイムから、今後果てしなく続く社会パラダイムへのパラダイムシフトを行う、移行期間ともいえます。新卒一括採用が主流の日本では、就職活動⇒内定時期⇒新入社員研修という、3段階のパラダイムの移行期間があります。そして、新入社員研修は泣いても笑っても、最後の移行期間なのです。もちろん配属後もパラダイムシフトのチャレンジは続き、ようやく去年の新人たちが社会パラダイムに馴染んできたくらいといえるかもしれませんが。

教室パラダイムと社会パラダイムの話を書くときりがないのですが、一番わかりやすいのは、妹尾堅一郎先生の「問題解決症候群」のお話です。長岡先生から伺って、すごくしっくりとくるので何度もいろんなところで引用させていただいています。

問題解決症候群*********************************************************
症状①:問題は与えられるものである。
症状②:与えられた問題には必ず1つの正解がある
症状③:その唯一の正解は誰かが知っているし、場合によっては教えてくれる
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良いとか悪いとかでなく、これこそが今の日本の「教室パラダイム」を象徴的に説明をしているフレーズです。だから、新入社員も正解がどこかに落ちているものだと思って歩きまわり、不正解をいうのが怖くて発言をはじらい、間違いを恐れて80点主義の行動をとる、なんてことを最初はしてしまうわけです。何せ16年間も正解探しの競争をしてきたわけですから、無理もありません。新入社員研修のプログラムとは、「教室パラダイム」を「社会バラダイム」にパラダイムシフトさせるプログラムです。そうでないと「社会パラダイム」では愉しめないからです。

仕事ができるようになると、仕事が愉しくなります。新入社員には愉しく仕事をさせてあげたい。そのためには何といっても仕事ができるようにしてあげることが大切です。「教室パラダイム」のままではそれはとても難しいのです。

パラダイムシフトは研修コンテンツだけではなかなかできません。場づくり、日報のフォロー、新入社員同士のコミュニケーション、日常の役割分担、先輩との接触と先輩の関与……、会社に来てから帰るまでのすべてがパラダイムシフトを促せるような仕掛けに満ちていなければなりません。ただ、そうはいっても研修というものの宿命で、その存在自体が「教室モード」を内包しています。ですから、かなり意識をして脱「教室モード」のエッジを立てなければなりません。

まずは、そんな4日間が終わりました。今日は日本中で新入社員の宴が繰り広げられていることと思います(私は宴は縁遠い日々を送っていますが…)。素晴らしいことです。新卒同期はやっぱり素敵ですね。

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※夜に少し桜をみれました。この仕事やっていると花見ってなかなかできないですよね。





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