「内定時期というトランジションを考える」~経営学習研究所sMALLラボ
経営学習研究所(愛称:MALL)は、実務家と研究者が一体になり、学びの場を創出しているチームです。日本を学習大国にしようという大きな野望を持って、日夜それぞれの立場で研鑽をしています(?)。私の担当するラボの今年度最初の企画をリリースしました。毎年この時期には採用ネタをと思っているのですが、「内定時期」にスポットを当ててみました。いろいろな立場の人が入り混じっての、愉しい場にしたいと思います。興味のある方、是非、お申し込みお待ちしています。

申し込みは新たになったMALLのHPからお願いいたします。
http://mallweb.jp/?p=333
直接の申込フォームはこちらになります。

下記にリリース文を引用します。

経営学習研究所sMALLラボ 「内定時期というトランジションを考える」
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教室から社会へ、内定時期というトランジションをどうデザインするか、皆で考えよう
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既に2015年度就職活動を終え、内定時期というトランジションに入っている就活生も
少なくはないでしょう。
教室から社会へ、まさに人生で遭遇する最初の大きなトランジションの時期だといえます。

学生からみると、内定時期には2面性があります。
(標準では)小学校から16年間に及んだ教室生活の最後の時期であるということ、
そして果てしなく続くであろう社会生活の直前の最後の準備期間であること、
このどちらにどう重きを置くかで、内定時期のデザインの考え方は変わってくるでしょう。

最近、採用面接でよく受ける質問の1つに、「御社に内定をいただけたとしたら、
卒業までのあいだに何をもっと身につけておけばいいか、教えてください」
というのがあります。
志望度の高さと、積極性をアピールできる質問の1つでもあるんでしょうが、
内定者面談でも同じ質問を受けることも多いので、結構、本気でみんな思っていたり
するんだなぁとも感じます。

バブルの頃、私は採用の実担当者をしていました。世の中では激しく加熱していた時期ですが、
当時の私は、内定者教育、内定者の拘束というものには強く否定的でした。
先にあげた学生からみた内定者の2面性の前者に強い想いを持っていたからでしょう。
それは私が幸せにも素敵な学生生活をまっとうできたからなのかもしれません。

でも、最近は意見が変わりました。内定者フォローは必要です。内定者教育は大切です。

何が私の意見を変えたのか……。1つは、大学と社会の位置関係がいつの間にか
変わってしまったということがあるんじゃないと思っています。
その昔、大学は社会への入り口でした。でも今は、大学は社会への出口のように感じます。

昔の世界でいえば、大学は高校とはまったく違う空気が流れている場でした。
大学では何を学ぶのかは自由、授業に出るも出ないも自由、
深夜のアルバイトをするのも自由、
すべては自分で決めないと始まらない世界に直面しました。
同じクラスには何浪もしていた年上の学生もいるし、何をやっているのかわからない
怪しくも不思議な人達もたくさんいました。
高校までとはまったく違うその環境に、
自分は社会の入り口にたったのかなという気が少ししました。

今は、良くも悪くも大学は懇切丁寧です。
ある意味、少し高校化しているのかとも感じます。
それに対して、社会はさらに曖昧さと理不尽さを研ぎ澄ませてきています。
つまり、大学と社会のギャップが拡大したという事実があるのです。
教室モードから、社会モードへの乗り移りの難易度が格段と高くなったんだと思います。

ですから、内定時期も今の状況にあわせてデザインする必要があります。
ただ、何をどうすればいいのかは、実は非常に難しいですし、内定時期について
特に体系だって語られることはこれまであまりなかったといえます。

大学生からみた内定時期の2面性について書きましたが、
企業からみるとさらに複雑な多面性の状況となっています。

採用担当者としては内定辞退阻止をこの時期に意識します。
育成担当者は即戦力化のための事前育成準備期間と考えるかもしれません。
また、教室モードから社会モードへのマインドチェンジを少しずつさせないと
ソフトランディングが不安です。
さらにはリアリティ・ショックを少しでも小さくするために会社の理解を深め、
組織社会化の第一歩を促進させます。
この会社が好きだ、この会社で頑張るんだという思いを強くさせることに重きを
置く人もいるでしょう。同期同士のチームビルディングに注力する企業もあります。

要は自分たちなりにどうデザインするかなのでしょう。学生個人も、企業も。
そして企業にとっては、内定時期だけを切り取って考えるのではなく、
採用〜内定時期〜入社時研修〜配属後の育成という流れ全体をデザインする必要があります。

こんなテーマについて、いろいろな方の言葉を聞きながら、アルコールも入れながら、
休日の午後に緩い感じで考える場を創ってみました。

企業の採用担当者、育成担当者の方にも是非多く参加いただきたいと思います。
大学の教育、職員、キャリアセンターの皆さんにも多く参加いただきたいと思います。
さらには、内定時期を超えて社会での歩みを始めた
社会人1年生の皆さんの参加もお待ちしています。
そして何よりも、大学生の皆さんの参加も是非、お願いします(特別価格を設定します)。
就職ベンダーやコンサルタントの方のご参加も歓迎です。
もちろん、直接的には採用や育成に携わってはいないという方の参加も大歓迎です。
様々な立場の人が、それぞれのお互いの立場を理解して、
ヒトゴト意識にならずに語り合うことから、
きっと何かが変わるんじゃないかといつも思っています。
様々な視点から、このテーマを語り合いましょう。

■主催

一般社団法人経営学習研究所sMALLラボ

非営利型一般社団法人「経営学習研究所」、略称「モール」(MALL : MAnagement Learning Laboratory)とは、実務家と研究者による「全く新しいイニシアチブ」です。MALLは、経営・組織・学習に関する研究・実践の普及・振興・研究を行うために実務家と研究者がつくった新たな組織です。 具体的には、実務家と研究者の協働によって「経営」「組織」「学習」に関係するセミナー、シンポジウム、ワークショップを開催していきます。私たちは、「モール」という名前どおり、社会を「学びのショッピングモール(縁日)」のようにすることに貢献したいと思います。 「企業・組織の中の学習」を活性化することはもちろんのこと、組織外に出ても、様々な人々が自分の知識・専門性を高めるために、様々に集えるような「場」や「タネ」を仕掛けていきたいと考えています。 ほんの、ちょっとだけ大げさにいいますと、「日本を学習大国にする」これが、私たちの「志」です。
http://www.mallweb.jp/

MALLでは理事が1人、1ラボを持ちます。この「sMALLラボ」は理事:田中潤が主宰するラボです。学びの「場」つくりによって日本を「学習大国」にすることがMALLの志であるのならば、「場」は多様に多数あった方がいい。でも、よく考えてみると学びの「場」は創らなくてもいたるところにあるのではないか、との思いから、普段では学びの「場」としては認識されていないようなものを拾い上げ、学びの観点から見直すことによって、その「場」は新たな光を得る。また、普段は仲間内の学びの「場」であるものをMALLと一緒に扉を広げることによって、学びの「場」はそこかしこにあふれるのではないか。そんな思いで小さくてもいいので「場」を増やし、再発見したいというのがsMALLラボの思いです。

■共催

株式会社内田洋行

■協賛

ホッピービバレッジ株式会社(当日、樽詰めホッピーなどの飲料をご協賛いただけます)

■日時

2014年7月6日(日)14時から17時まで(終了時刻は前後します)
開場は13時30分を予定しています。

■会場

株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS地下1階
http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas.html


■参加費・定員

定員40名。恐縮ですが、お一人様、一般3000円、学生500円を申し受けます。
当日はホッピー等の飲料とおつまみ類をご用意いたします。気楽な雰囲気で飲み食いをしながらの進行を予定しています。

■内容(予定)

・イントロダクション 〜あらためてMALLの世界へようこそ〜
・問題提起1
  ⑴.採用・育成現場の視点から
      経営学習研究所理事 田中潤
  ⑵.アカデミアの視点から
      立教大学経営学部経営学科 助教 舘野泰一様
・内定・内定時期にかける企業の想い
  事例提供⑴「内定という感動を一生のものにすることから社会人は始まる」
          株式会社ノバレーゼ 人材開発部マネージャー 高橋麻菜美様 
  事例提供⑵「気持ち面での社会人への移行を進めて4月を迎える」
          ホッピービバレッジ株式会社 統轄ゼネラルマネージャー 大森啓介様
・ダイアローグ1
  私ならどうデザインする?どうデザインされたい?
・問題提起2
  ⑶.大学生の視点から
      (社会人1年生、昨年度の内定者) 
  ⑷.大学キャリアセンターの視点から
      (現在、依頼中)
・ダイアローグ2
  会場とともに考える内定時期というトランジション
・ラップアップ

20140601.jpg
※MALLの企画では、優秀な広報担当がテーマにあったレゴ作品を創ってくれています。

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【2014/06/01 21:40】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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