先週の日曜日に参加した「大学生研究フォーラム」。京都での参加は初めて、生まれて初めて京都大学にも足を踏み入れることができました。前日に仕事が京都であり、ついで主義での参加です。中原先生主導のジグゾーメソッド応用のジグゾー・カンファレンス、よかったです。結局はすべて企業寄りのピースセッション中心に参加することになりました。
その1つ、ヤフーの本間さんのコマ。大学に求めることのB面として、3つのことを語っておられました。 ①.テクニック重視のキャリア教育は廃止してください ②.英語教育と同じくらいエンジニア教育を重視してください ③.筋のよい民間人とのネットワークを構築してください いずれもまったく、120%、同意できます。 就活テクニックと、過度に自己分析に傾斜したキャリア教育の弊害は大きく広がっています。その反面、学生は業界研究や企業研究は意外とおろそかにしています。自社の商品知識ばかり丸暗記して、顧客のことをろくに予習しないで営業にいき、通り一遍の調子で用意してきた商品パンフレットを商談で読みあげているような営業担当者が、商談を勝ち取れるはずがありません。しかし、学内には正確に今の企業を語れる人がいないので、これにはいたしかたないところもあります。そこで、3つ目に話はつながります。筋のよい民間人とのネットワークを構築すればいいのです。 半端にキャリアセンターに民間企業出身の人が入ってきているのも善し悪しです。民間企業時代の肌感覚は1年もすれば抜け落ちます。民間企業から転身したばかりの年は良いですか、2~3年も経つとその人の持っている肌感覚は既に古い時代遅れのものとなってしまいます。よほど謙虚になり、それこそ今の筋のいい民間人としっかりとしたネットワークを創らないと、民間企業経験が逆にマイナス要素になりかねません。本間さんも某社出身であれば、誰でもキャリアセンターに登用するような大学の安易な姿勢をチクリといっていました。ただ、それも知らないから仕方がないのです。 人頼みではなく、自分でネットワークを創り、自分で解決に踏み出そうという想いが、何よりも大切です。そうでなきゃ、筋のよい民間人に好き勝手やらせてください。結構、やらせてくれるところもあるので面白いです。 ![]()
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