QPMIサイクル
あるところにPDCAサイクルについての連載をさせていただいています。PDCAについて書いてはいるのですが、そこから派生して「仕事のやり方」そのものについて幅広く書くような流れになっており、10回を超える連載になっています。

ただ、書きながらPDCA的な発想の限界について、とても感じるようになってきました。ご承知のとおり、PDCAは品質管理の世界から生まれた業務改善手法です。業務改善としては王道ですし、経験の浅い社員が仕事を覚えて行くプロセスでもとても役にたつ考え方です。

ただし、できることはあくまでも「改善」であり、数%の向上であり、爆発的な数倍という向上を図れるものではなかなかありません。そう、違う観点でいえば、PDCAサイクルを回すことに腐心している限りは、イノベーションは起こらないのです。連載の最終回は、ちゃぶ台返し的にこんな展開にしようかなぁと漠然と考えていたのですが、一昨日から紹介させていただいている株式会社リバネスの丸さんの著書「世界を変えるビジネスはたった1人の熱から生まれる」 では、まったく同様の指摘がされていました。そして、さすが丸さん、指摘をするだけにとどまらず、イノベーションを起こすための新しい仕組みとして「QPMIサイクル」なるものを提唱しています。

具体的には以下のとおりです。

Q=Question
P=Passion
M=Mission
I=Innovation

質(Quality)の高い問題(Question)に対して、個人(Personal)が崇高なまでの情熱(Passion)を傾け、信頼できる仲間たち(Member)と共有できる目的(Mission)に変え、解決する。そして、あきらめずに試行錯誤を続けていけば、革新(Innovation)や発明(Invention)を起こすことができる。

Q=Question…様々な事象から課題を見出す
P=Passion…課題解決に対して情熱を抱く
M=Mission…課題をミッションと捉え、チームを作り取り組む
I=Innovation…チームの推進力により新たな価値の創出を目指す

この中で一番、大切なのは、P=Passionです。どんなイノベーションをみても、誰かのパッションが必ずそこにあるはずです。そして、丸さんは巷にはびこる「モチベーション・コントロール」ではなく、「パッション・コントロール」の必要性を主張します。誰しもモチベーションは上がり下がりします。しかし、もともと持っているパッションは絶対に消えない、これが丸さんの信念です。適切なQ=Questionがあれば、きっとそれを取り戻してくれるはずと、自らの経験や知見のすべてを注いで道筋をたててあげるのが、リーダーの立場にある人の役割だと書いておられますが、まさに人を育てる、活かすということに対するパッションを感じさせられます。

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※パッション溢れる「にゅー盆踊り」。




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