その能力は大学で学問をするにも必要なはずだ~「社会との対話」から
慶應義塾大学商学部の2年生向けカリキュラム「社会との対話」では、
夏に企業への2週間の短期インターンシップを行い、その前後を豊富な教員陣が固め、
しっかりとした準備とリフレクションをした上で、毎年12月に報告会を開催しています。

このクラスは平成11年から開始されており、何と20名の学生に
各分野の6名の教員が担当するという、もの凄く贅沢なつくりになっています。
13年も前から、しっかりとした2年生向けインターシップをしているのは
なかなか凄いことですね。

最終報告会は、学生の手により運営され、昨年の受講者の多くがヘルプに入っています。
全員が10分間のプレゼンをして、質疑応答があります。
私のいる会社でも、もう5年ほど受入企業をさせていただいており、
ほぼ毎年、この最終報告会にも参加しています。
当社が受け入れた2人も感動するくらいしっかりした発表をしてくれていましたし、
昨年の2人も運営スタッフとして活躍していました。

最終報告会では、どんな実習をしたかということに加え、それぞれがそこから学んだことを
語ってくれます。例えば、社会に出て活躍するためには、××力を養わないといけいなと実感した
とかいう話もよく出ます。

質疑応答の中で、そういった報告に対して、先生が素敵なコメントをされていました。
メモをしていないので、私が聴いたイメージで言葉を勝手に再現します。
だいぶオリジナルの発言とは異なっていると思いますが、ご容赦ください。

 社会で仕事をしていくために、問題発見能力などが大切だということに気づいたのはよいことですね。
 でも、実はそういった能力はいずれも、大学で学問を進めるためにも大切な能力です。
 社会に出て必要となる能力の大半は、本来、大学の学問でも必要なはずです。
 社会に出てからなどといわずに、例えば来年から取り組むゼミ活動の中なんかでも
 是非、そういった能力を養い、発揮していって欲しいと思います。

まさにその通りですね。
どうも、多くの人が、大学生活と企業生活を切り離し過ぎている傾向がありますが、
もっともっと連続的なものなのかもしれません。
というか、もっともっと連続的なものにしなければいけないのかもしれません。
それに気づくためにも、2週間という短期ではあるものの、インターンシップは有効だったといえます。

来年の受入も愉しみなのですが、実はここで問題が起きています。
8月採用選考解禁のスケジュールになると、大手企業の人事採用担当者は、
8月は採用業務に忙殺されることになります。
インターンシップの受入は、多くの企業では採用担当がしていますので、
次年度は夏の2年生インターンシップは受けてもらえる企業がなくなってしまうのではないかというのが、
大学側ではリアルな危機として生まれています。

私のいる企業では、2週間よりも短いインターンシップは受けていませんが、
現在、3大学のものを受けており、次年度は少し増やすつもりですが、
受ける企業がなくなると、こういった授業自体が壊滅的な打撃を受ける可能性があります。
その傍らで、趣旨のわからないワンデー的なインターシップが増殖しています。

みんなで知恵を絞って頑張らないといけません。

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※写真、Tさんから拝借しました。







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