4年間の浪人時代 ~なぜか突然振り返り~
昨日、人事職からの異動についての話を書いたので、今日はその流れで自分の浪人時代について、書いちゃおうかと思います。

浪人時代というのは、自分が人事職を離れていた4年間のことです。20代を営業で過ごし、30代を人事で過ごし、40代以降もそうかなと思っていたら、不惑を少し過ぎたところで営業に異動になるという戸惑う事態に遭遇しました。グループ会社の営業部長を3年、本体に戻って本社で営業の元締めみたいな立場の仕事を1年弱やっており、その後、違う会社に人事職で転職することにより人事職に戻ったわけなのですが、ここまでの4年間を勝手に浪人時代と読んでいます。ただし、そう呼ぶようになったのは後からのことであり、やっているときは新たな役割が結構面白くてそれなりにのめり込んでいました。そして、その時にできたつながりが今もいろいろと財産になっていますし。

で、その浪人時代の4年間、結構、人事関係の勉強はしてました。自分の30代をすべて費やした、それもほぼ毎日午前様で徹底的に働いていたのですから、はい異動ですと言ってもなかなか切り替えの突きにくいところがあります。でも、仕事を離れるとなかなか自然とインプットすることができません。で、やっていたのは主に2つ。外に出て行くことと、本を読むことです。

もともと外に出るのは好きで、いろんなところに顔を出していました。まだ、越境学習なんて言葉が流通していない頃ですが、越境は趣味だといっても過言ではないでしょう。それまでだとなかなか行けなかった、行かなかったような企画にも行きました。今から考えると、直接仕事に役立てようという意図のない、合目的的ではない学びでした。これが良かったのかもしれません。まだ福武ホール開催になる前のLearnng Bar に足しげく通うようになったのも、この時期です。それがご縁で、中原先生や長岡先生らと経営学習研究所(MALL)の設立に加わらせていただくことになったのですから、何がどうつながるのか世の中ほんとにわかりません。

たまたま立場的に、スケジュールは自分の都合で決めやすい立場だったので、それまで以上にイベント・勉強会に参加しやすかったのかもしれません。あと、営業範囲が全国だったので、出張が頻繁にありました。出張大好きです。出張の往復の公共交通機関の時間は、うってつけの読書タイムです。そんなこんなで別に勉強をすると志していたわけではありませんが、結果的にこの時期、結構、学んでました。

ただ、ある時期から何となくむなしい感覚に陥りました。たまたまある先生と話していて、その原因が整理されました。インプットはするものの、アウトプットの機会がないのです。人によってはアウトプットを伴わない学びをごくごく自然にできる人もいるのかと思いますが、私はあまりそれができないタイプの人のようです。人事の仕事をしていれば、外で聴いた他社の話だとか、書籍でよんだ新しい知識をすぐに仕事に活かすことができるのですが、なかなか直接的にそういった機会が営業部長ですと持てません。もちろん、自組織のマネジメントなどにはとても役に立つ要素も多くありますが、どうもそれだけだとなぁという感じです。その先生は、私に直接いったのではないのですが、いろいろとやっているならアウトプットをしないといけない、アウトプットに最適なのは、学会発表と書籍を書くことだといわれました。

なるほどと思い、仲間と一緒にキャリアデザイン学会で学会発表をやることにしました。完全な素人発表ですが、もう勢いです。新卒採用を長らくやっていて常に気になっていた大学生のキャリア形成について、大量の質問紙調査のデータを活用した発表をやりました。発表するためには学会員にならないとだめなので、キャリアデザイン学会にも参画し続けたのですが、その時のご縁で数年前から研究会企画委員という学会スタッフを担当させていただいています。本当に何がどうつながるのか、世の中わかりません。

もう1つのアウトプットとしての書籍を書くことはまだチャレンジできていませんが、ある後輩の影響を受けて、ブログを書き始めました。それがこれです。日頃のインプットをアウトプットするには、最適なツールかもしれません。ブログを書き始めた時に1つだけ決めたことがあり、それは3年間は1日も欠かさずに毎日書こうということです。結果、4年と4カ月くらいそれが続きました。

今から考えると、浪人時代がなくてずっと前職で人事のポジションにいたら、経営学習研究所(MALL)に参画させていただくこともなく、キャリアデザイン学会での発表等もしておらず、学会役員をさせていただくこともなく、さらにはにっぽんお好み焼き協会や真のナポリピッツァ協会にも出会っていません。このブログも存在していなかったでしょうし、本棚に並ぶ書籍のラインナップもずいぶんと変わっていたと思います。

転職して、改めて人事職に戻り、もう少しで6年がたちます。ずいぶんと業界も違ったので、新しいインプットがさらに必要になり、最初の1~2年はやや合目的的なものも含めて、さらにインプットに励みました。最近では、やらなきゃいけないことがてんこ盛りになっており、アウトプットに汲々してしまいがち日々です。でも、改めて今回思ったのですが、今年はインプットとアウトプット双方での量と質にきちんとこだわりたいと思います。あのアウトプット先がない状況だった浪人時代と比較すると、アウトプットで汲々することがどんなにハッピーなことかわかりません。アウトプットの機会が豊富にあるのに良質のインプットが十分にできていないのは罪です。今のハッピーに感謝をして、学び続け、アウトプットをし続け、結果的に誰かに何かに貢献をできるようにしつつも、けして合目的的過ぎないようなフリーな学びを続けたいなぁと思います。

お正月休み最後の日だからでしょうか、何となく昔話を長々と書きながら、抱負めいたことに自然に話がつながりました。こういったリフレクションができたのも、昨日書かせていただいた年末にいただいた1通のメールのおかげです。ほんと、いろいろな人がいろいろな機会をくださります。日々、感謝しながら過ごしていかなければなりません。

多くの方が明日から仕事始めかと思います。
しっかりと今のそれぞれの持ち場で、それぞれできる力を発揮していきましょう。

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※この年末年始、我が家に世界中(東南アジア中?)のビールが集まりました。
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