ここのところブログ、さぼっていますが、今日はコーチ・エイからのメルマガ「WEEKLY GLOBAL COACH」にあった記事を記録に残しておきます。
同社のメールマガジンの読者の方に対して行った「目標に関する調査」で、「所属組織の通期目標についての個人の状態」についての質問に以下のような回答があったそうです。 A. 目標を覚えていて、達成するために行動している……66% B. 目標を覚えている……14% C. あいまいだが、目標を覚えている……10% D. 目標を聞いた事はあるが覚えていない……5% E. その他……4% 3分の2の人はちゃんと目標を日々意識しています。これを高いとみるか、低いとみるか。難しいですね。 あとは、対象がコーチ・エイのメルマガ読者だということを考えると、通常の母集団よりはかなりきちんとやってそうだよなぁとか、アンケート結果の読み方はいつも難しいものがあります。 もうじき3月、ということは、今期の目標もあと残り1カ月強でクリアしないといけません。今頃になって、あれあれ目標ってなんだっけという人が、そこそこの比率でいることは間違いなさそうです。 もう1問、、「目標を話題にしている頻度」別に、選択肢A.を選んだ人の割合を調べた結果データがあります。 A. 週に1回以上……92% B. 半月に1回程度……85% C. 月に1回程度……80% D. 2-3カ月に1回程度……64% E. 半年に1回程度……49% F. 1年に1回程度……29% G. 話題にしていない……13% これわかりにくいですが、「週に1回以上話題にしている」で92%という結果が出ているのは、「週に1回以上話題にしている」人のうち、92%の人がが「目標を覚えていて、達成するために行動している」と回答したという意味です。ただ、毎週話題にしているのに、「目標を覚えていて、達成するために行動している」でないという人がいるのも不思議な感じです。 いずれにしても、とにかく話題にすることが大切なことは良く理解できます。 大切なことが職場で繰り返し話題になるような状態にすることは大切です。また、職場で頻繁に話題になることは、たぶん自然に優先度も上がる傾向があるでしょう。 その意味では、大切なことを語り続けるのは、リーダーの大切な役割です。 このメルマガでは、さらに、「目標が話題になる組織」を実現するためのポイントまで丁寧に言及してくれています。 雑誌 『ニューヨーカー』のスタッフライターで、ベストセラー作家のマルコム・ グラッドウェルが、その著書で、アイディアが広がり、「話題」となる条件について調べたという結果を引用してくれています。 その条件とは、次の3つです。 1. 少数者の法則 2. 粘りの要素 3. 背景の力 1. 少数者の法則とは、はじめから全員でなく、周囲に影響力を持った人たちが話題を広げていくという法則です。口コミ伝播の王道ですね。目標を組織全員に「1対多」で伝えるだけでなく、目標について「重点的に対話する人」を見いだすことが有力な方法なのだといえます。朝礼などで話すだけでは不十分であることがよくわかります。 2. 粘りの要素は、「記憶に残る要素」といえます。思い出すだけで心に熱を帯びるような印象的な言葉は、当たり前ですが記憶に残ります。一方、曖昧な表現や、数があまりに多い場合は記憶に残りません。結果、話題にのぼりにくくなるでしょう。大切なのは、記憶に残る「組織目標」です。 3. 背景の力、というのは少しわかりにくいですが、話題になりやすい「環境を用意する」ということだそうです。定例会議のような「場」自体がない場合は、目標が話題となる頻度は自ずと減ります。話題になりやすい環境をつくるためには、日報や週報に目標に関するコーナーを設けたり、リーダー自らが折を見て目標に触れたりするといった地道で意図的な努力が必要です。 いろいろと智恵をいただけました。やっぱり何事も、意図的にやらなきゃいけないことだけは、確かです。 ![]()
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