新入社員研修の Comfort Zone と Stress Zone
史上最高のさぼり具合でブログ執筆をさぼっていますが、久しぶりに書きます。新入社員研修についてです。

私のいる会社では、新入社員研修は1カ月間実施しており、連休で配属のための移動、連休後に配属部署に出社というスケジュールです。なので、研修期間はあと2週間、いよいよ追い込みです。

で、追い込みはいいのですが、どう追い込むかが問題です。

少し話は変わりますが、ラーニングイノベーション論の書籍化でもある「人事よ、ススメ」で、玉川大学の難波先生の講を拝読しました。実はこのコマ、私達第1期にはなかったので、その内容の奇抜さ、愉しそうさかげんに注視するあまり、そこから何を学べたのかを理解していなかったので、書籍で拝読させていただき、ほんと良かったと思いました。

ここで、Comfort Zone、 Stress Zone、 Growth Zone の3つのゾーンの3層になった輪の話が出てきます。Comfort Zone とは、予期できる安心の世界、自分が自信を持てる楽な世界、やった経験のあるよくわかる世界のゾーンです。つまり、60%くらいの力を出していれば、そこそこやっていけちゃう世界です。当然ですが、そこにとどまってしまっていては成長できません。
Stress Zoneは、その外側にある世界で、知らない世界、予知できない世界、予測不可能な世界、恐れを感じる世界、劣等感を感じる世界、そして何よりも不安を感じる世界です。人が、Comfort Zoneを一歩出ると、そこにはStress Zoneが待ち構えています。そして、そのStress Zoneを通り過ぎることによって、成長がもたらされるGrowth Zone に辿りつきます。また、Stress Zone へのチャレンジを続けることにより、Comfort Zone はどんどん大きくなります。個々も大事なポイントです。

説明が不親切で、よくわからない方は、是非、書籍を買ってお読みください。ほんとによい本です。

で、本題に戻るのですが、新入社員研修設計の醍醐味は、いかにStress Zoneに新入社員を追いこむかです。それも、ストレスでつぶれてしまわないように追い込まなければなりません。できるだけ自分たちで踏みこませなければなりません。いったん、健全な不安感溢れる世界に冷酷に突き落とし、その世界の中でもがくことによって、不安感を呼び起こしている要素を自分なりに理解・把握して、その不安感を少しでもつぶし、克服するために自分の頭をつかって考えるようなパターンに追い込むわけです。

このあたり反応に個人差があるので、難しいです。過度にStress Zoneで苦しむ人、いつまでたっても何を刺激しても、Comfort Zoneにいる人、下手をするとComfort Zoneに居ること自体になかなか自分で気づかない人もいます。過度に不安な人は、個別にフォローが必要ですし、その逆の人にも個別にフォローが必要です。そして、時に全体に投げかけることも必要です。新入社員の状態をみながら、日々、チューニングをしていく、これが1カ月という長期間にわたる研修をマネジメントする醍醐味です。1日の研修や、1泊2日の研修でも基本は同じなのですが、1カ月というダイナミックさの中でのチューニングは研修担当者冥利につきるものがあります。

なので、新入社員研修の担当は、なるべく多くの若手・中堅社員に携わってもらえるようにしています。
あと、2週間、実は新入社員研修担当者の方が勝負なのです。ここからの研修は、いかに計画通りにやらないかが、大切になってきます。

人事よ、ススメ!  ―先進的な企業の「学び」を描く「ラーニングイノベーション論」の12講 (碩学舎ビジネス双書)人事よ、ススメ! ―先進的な企業の「学び」を描く「ラーニングイノベーション論」の12講 (碩学舎ビジネス双書)
(2015/03/11)
中原 淳、松尾 睦 他

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【2015/04/19 20:02】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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