新入社員研修における経験学習とマルチタスク化
私のいる会社でも、新入社員研修が終わり、5月7日から新人達は各地に配属されています。今日は週明け、そして今週は初めてフルに配属地で働く週です。とにかく健闘を願うしかありません。

新入社員研修については、相当に私も入り込んで、カリキュラムを創ります。長丁場なので、全体の流れをどのようにデザインしてもっていくかもとても大切な要素ですし、個々のカリキュラムの設計にも丁寧さが求められます。何せ、ちょっと間違ったガイドをすると、素直にそっちに流れかねないところがありますし、中途半端な内容では、とてもとてもまともな気づきを喚起することはできず、自分ごととして自分の成長を必死に考えるようにはいざなえません。

そんな中で、大切にしているテーマはたくさんあるのですが、当社の研修を特徴づけるのは、「経験学習」と「マルチタスク」でしょう。今年は特に「経験学習」についても、もう言葉自体ももろに全面に出して、日報も経験学習サイクル形式のものにしたり、大きなイベントのあった日には「経験学習ノート」を書いてもらったりと、すっかりと共通語になりました。これ、先輩たちに対しても共通語にしないといけないので、育成担当者講座は半分、経験学習講座化しています。新任リーダーの研修でも取り扱います。

そして、もう1つの「マルチタスク」はこれでもかこれでもかというくらい徹底します。研修はややもすれば、シングルタスクの連続の世界です。今日はこの勉強、今日はこのワーク、今日はこの講座というのが普通です。でも、ビジネスはそうはいきません。複数のプロジェクトが同時に走ったり、〆切間近でねじり鉢巻きをしているときに、クレームが飛び込んだり、常にマルチタスクとの格闘です。

研修でこれをやるために、日々のカリキュラムとは別に、研修全体を通した課題を提示し、これにあたります。課題は個人課題もあり、またグループ課題もあります。そして、このグループ課題はなかなか簡単には仕上げられないようになっています。それらに加え、事前の学習が絶対に必要なテストを2種類ほどやります。1つはMOS、つまりパソコンですが、もう1つは業務知識です。そんな中で、日々のカリキュラムには集中しなければなりません。カリキュラム自体にも、マルチタスクが要求されるものが豊富にあります。

1つひとつの講座にも自慢できるものがいろいろとありますが、実はわれわれの講座の一番の肝は、新入社員研修の日々が徹底的にマルチタスクにさらされている点かなと思います。

マルチタスクをものともしないようになると、仕事のストレスは絶対に下がりますし、効率は高まります。そして、タスクは会社の仕事ばかりではありませんから、人生も豊かになります。
さらには、マルチタスクを超えて、マルチロールが次には待っています。結婚すれば、妻や夫としてのロールが生まれますし、子どもができれば母親や父親というロールも生まれます。少しずつ年老いていく親の息子・娘としてのロール、地域社会でのロール、2枚目の名刺でのロール、などなど、マルチロールをこなすことと、生き方の豊かさとは結び付くものがあります。

マルチタスクに直面し、自分の意志でそれを乗り切ることは、大げさにいえば自分でキャリアを切り拓く最初の武器を得ることでもある、というくらいの思いで対峙しています。

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【2015/05/11 23:24】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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