定期購読しているメルマガはたくさんありますが、本当の意味で「定期購読」、つまり定期的に送られてくるのをちゃんと購読しているメルマガはごくごくわずかです。
その1つに、「【IndigoBlueメルマガ】柴田励司の人事の目」があります。 これなんといっても、日曜日の朝8時に送信されるのです。まったくビジネスアワーではない時間帯です。月曜日になっちゃうと、とてもじゃないけどメルマガに目を通す時間なんてないよぉという人でも、日曜日の朝ならそんな時間がとれます。特に私は日曜日の朝はたいていビジネスタイムにしていて、1週間の仕事の帳尻をあわせているので、ちょうどいいモードのときにメールが飛び込んできます。そして、もちろんタイミングだけでなく、内容がぐっとくるから毎回読むのですが…。 で、昨日の内容が、「段取り」と「良好な人間関係」。まさに、組織の中で良い仕事をするための2大重要項目です。 で、「段取り」について、備忘録がてらちょっと引用します。 ******************************************************************************* 「段取り」とは、関係者にとって、ストレス無く物事が動くように諸々アレンジすること。“ストレス無く”というのは、ネガティブなサプライズがないし、想定外の動きを強いられることもない、ということです。 物事を動かせば何らかかの“軋轢”は必ずおきます。誰かにとって、不本意であったり、自分の考えと異なる展開だと思う人もいるでしょう。何かを進めるときには、誰に影響があるのかをあらかじめ見通して、可能な限りの配慮をする。 これが大人の仕事の仕方です。 一番望ましいのは関係者誰もが“それならいいよ”と納得してくれることですが、これはなかなか難しいです。建設的な妥協案で合意させるのが落としどころでしょう。自分の考えを100%ゴリ押しするのでは何も進みません。 ある案件を進めていく上で、事前に耳にいれておくべきヒトは誰か。この配慮を忘れてはいけません。その案件の関係者であると意識しているヒトにとって“聞いていない”という事態になると、確実にそのヒトはその件を進めたヒトに対してネガティブになります。 また、誰も“顔がつぶれる”状態にしないこと。これも大事。 仕事の納期の直前になって、みなが尻拭いのためにバタバタと動くことになる。これは担当者の段取りが悪いからです。このときに自分の仕事を後回しにさせたり、大事なプライベートな予定をすっ飛ばす破目にさせると後々恨みを買います。 ******************************************************************************* どこの職場でも、段取りが悪いがゆえの非効率や、その結果としての人間関係のギスギスはつきものです。「段取り」を「関係者にとって、ストレス無く物事が動くように諸々アレンジすること」と定義するのが、とても素敵です。段取りは自分のためではなく、関係者のためにある、この感覚が良い段取りを生むのは間違いありません。 例えば、DIPSでは「披露宴の視点」というのがありました。④以外はすべて人に向かっていますね。 ①あらかじめ誰かに聞いておくべきことはないか(HEAR) ②誰かに伝えておくべきことはないか(INFORM) ③誰かに頼んでおかなければならないことはないか(REQUEST) ④自分自身で実施すべきことは何か(OPERATE) ⑤調査、検討を要することはないか(EXAMINE) ⑥あらかじめ誰かと交渉すべきことはないか(NEGOTIATE) あと、似たような奴に「きれいさちこ行動」というのがあります。これは、モチベーションアップ社のメルマガで読みました。これも「さ」以外は他者に向いています。 ①き:聞いておくこと: 誰かに聞いておくことはないか ②れ:連絡しておくこと:誰かにひとこと連絡しておくことはないか ③い:依頼しておくこと:誰かに依頼しておくことはないか ④さ:作業すること: 自分で作業することはないか ⑤ち:調査しておくこと:何か調査しておいた方がいいことはないか ⑥こ:交渉しておくこと:誰かに交渉しておいた方がいいことはないか 「このときに自分の仕事を後回しにさせたり、大事なプライベートな予定をすっ飛ばす破目にさせると後々恨みを買います」というのは、ドキッとしますね。自分の段取りの悪さのために、誰かが急に残業になるというのは、組織人として最低のパフォーマンスであることは間違いありません。ただ、「披露宴の視点」とか「きれいさちこ行動」とかいう整理がされるということは、これがなかなか難しいことを物語っています。 ![]() ※本文とはまったく今日も関係ありませんが、青葉横丁某店の静岡おでん。このお店、美味しい美味しいと喜んで食べていたら、どんどんただで料理を作って食べさせてくれました。
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