社会人経験と会社人経験
たまたま大学の同窓会誌を読んでいたら、大学生、大学に対して、とても素敵なことを書いている文章に出会いました。

『生半可な就業体験で仕事の「試食」をするより、本当に興味のあることを、大学の講義やゼミで追及する方が、戦略的に正しいと思います。』

『今から企業社会に浸かる必要は全然ないので、読みたい本を思い切り読んだ方がいい。』

『先輩が語る「社会人経験」は時に狭い社内に留まる「会社人経験」でしかないのですから。』

いずれも同感で、ちょうど同じような内容のパワポのシートを講演準備でつくっていたところでした。
どうも、横並びでステレオタイプのキャリア教育が世の中に満ち溢れています。過度な業界研究や自己分析は、気をつけないと未来をどんどん狭くします。経験学習のサイクルをきちんと回す仕組みがビルトインされていないようなインターンシップや、PBLは、単なるひと夏の思い出に終わってしまいます。

特に気になるのは3番目で、しゃべりたがりの社会人は世の中に多く、また、社会人を招く企画も大学では増えていますが、確かに語っていることは「社会人経験」ではなく、「会社人経験」に留まっているケースが多いでしょう。もちろん、それでも聞かないよりはぜんぜんいいのでしょうが…。

では、果たして「社会人経験」と「会社人経験」の差はどう説明をすればいいのでしょうか。これは実に難しい問です。1ついえるのは、自分がやったことを少しメタな視点で抽象化できていることは大切なのかなぁと思います。それは、きちんとしたリフレクションができている、経験学習のサイクルがまわっている、持論化ができているということとも近い意味にもなりそうです。そして、やった「こと」にスポットが当てられ過ぎていないということでしょうか。また、主語が自分過ぎないことでしょうか。それから、イベント・ハイライトの話ではなく、フロー・日常の話ができるかどうかでしょうか。整理すれば整理するほど、混乱してきますね。

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※銭湯あがりのコーヒー牛乳の味がわかる社会人。





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【2015/11/08 20:49】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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