インテリジェンスのHITO総研、別冊「HITO」秋号の特集は「精神障がいと職場マネジメント」。
なかなか意欲的な特集です。きけば、このテーマ、非常に読者の引きが強いとのこと。 冒頭で須東さんがわかりやすい対比の整理をしています。 ********************************************************** 《昨今の職場マネジメント》 ○行きすぎた効率従事人材の登用 ○感情のない一方的なコミュニケーション ○職務不明確と過重労働を強いたストレッチ過多 ○ノルマ管理と結果のみへの着目 ↓ 不安と危機の増大 ……否定・疎外感 《精神障がい者のいる職場マネジメント》 ○業務推進力と人望が厚い人材の登用 ○丁寧で豊富なフェイスtoフェイスコミュニケーション ○期待役割の明確化と自立成長支援 ○承認とプロセス重視 ↓ 安心と安全の確保 ……成長・回復 ********************************************************** まさにこのとおりなのです。 精神障がい者のいる職場マネジメントをすべての職場でやれば、 メンタルヘルスの問題はほぼ解決するのではないかと思います。 ただ、これは現状では容易なことではありません。 精神障がい者のいる職場(代表的にいえば特例子会社)が、 十分な利益貢献をできているかというと、難しいのが現実です。 ただ、精神障がい者のいる職場のマネジメントから 他の職場が学べるものはたくさんあります。 現状では、精神障がい者のいる職場マネジメントを徹底するためには 特例子会社を設立するなどして、 「違う職場」を設けないと難しいのが実態です。 特例子会社という日本独特の形態は 日本の障がい者雇用を進めるために大きく貢献はしましたが、 つきつめていえば、本質的なやり方ではありません。 まだまだたくさんの矛盾を抱えながらも、 世の中にはいろいろな取り組みが出てきていますし、 思いのある人たちの努力は進んでいます。 この分野は、明らかに新規ビジネスなのです。 ![]()
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