浦安の復興、液状化対策事業
浦安市は首都圏でも震災の被害が大きかったエリアです。特に湾岸エリアは液状化現象の影響が甚大でした。ようやくここにきて、波を打つ道路も、傾いた壁やガードレールもあまりみなくなってはきましたが、完全復興までは実はまだまだです。

私の実家がこのエリアにあるのですが、地震の直後には液状化現象で大量の泥砂が噴出し、街中が泥砂だらけ、道路は地割れの亀裂だらけ波打ちだらけ、塀やガードレールは斜めにしなり、マンホールは蟻塚のように空中に突きだすというあり様でした。
震災後に液状化対策が走りだします。そしてようやく昨日、具体的な市の説明会がありました。国庫と市から莫大な予算が出るものの、各家庭にも相当額の負担が求められる案です。家と家の間にすべて杭を打つという話なので、全体案に同意をしない家庭がたくさんでると全体が進められません。ただし、1軒や2軒が同意しなくても街全体の強度は担保できるので、数軒であれば同意せずに費用負担をしなかった家は丸得になります。市としては不公平の起きないように、少しでも多くの家に同意をしていただく努力をせざるをえません。

大勢の市の方がこられるのですが、とてもとても感心しました。まずは態度が非常に丁寧で、もの凄く下でにでながら説明をします。そして、説明の構成も説明資料のパワポも実にわかりやすく、そして何よりもプレゼンが丁寧でわかりやすいです。真摯に語りながらも、費用負担などの厳しいところは明確に触れます。質疑応答に対する答え方も見事です。正直いって、地方公務員に対するステレオタイプ的な感覚を打ち壊されたといってもいいです。

聞けばこれがこのテーマでの71回目の説明会だそうです。同じエリアの30~40家庭を集めて小規模の説明会を丁寧に開催しているので、そんな回数になるのでしょう。説明会を重ねる中で、プレゼンも相当にブラッシュアップされたでしょうし、おそらく質疑応答ではそれなりの修羅場もくぐられたのかと思います。1回毎の説明会の都度に、きちんと経験学習サイクルを個人としても組織としても回してきたのかと思います。とにかく液状化対策事業を市として成し遂げたいという思いも明確に伝わってきますし、この仕組みが不公平を生む要素を持っていることはわかっていながらも、どれだけ考えてもこれしか選択肢を見つけられなかったということまで正直に漏らします。

何よりも、まずそうな話になるべく触れずに説明会を短時間で切り上げるようなことはせずに、とてもベタな姿勢で説明会に当たる方が、同意をする家庭が増えるということを実によく理解されています。その意味では、褒め言葉ですがしたたかなやり方です。

それにしても、浦安の液状化の話で4年半でまだまだこんな話ですから、本当の復興はほんとにまだまだこれからです。風化をさせてはいけません。

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【2015/11/14 21:15】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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