マンション管理組合の意志決定
集団での意思決定には、なかなか面白いものがあります。

例えば、マンションの管理組合。これは実に面白いですし、実際、意思決定をしなければならない立場になると難しいものがあります。私が住んでいるのは、400戸を超える規模なので、意志の統一は容易ではありません。

まず、この集団が1つの目的のもとに集まってているわけではないこと。価値観がばらばらであること。例えば、一生住み続ける人と、ある時期までの住処と思っている人、すでに人に貸している人、それぞれもう考える地盤が根本から違います。あと、結構、難しいのは、さまざまな専門家がいること。400人も人がいると、主な職業についてはたいていの職業の人がいて、それぞれの分野の専門家なわけです。当然、その分野については管理組合の理事よりも詳しいわけです。あと、フリーライダー的な人もいます。自分も管理組合の一員なのにもかかわらず、理事会がやっていることに人ごとのように文句をいったり注文をしたり。それから当然、懐具合が厳しい人もいます。

そんな人達をまとめて、大きな意志決定をしていく必要があるときがあります。例えば、管理費の値上げなんかさいたるものです。駐車場や駐輪場の増設なんかも大変、今で言うと一括受電をどうするかというテーマがあります。年明けから個別受電の自由化のコマーシャルが走り始めて、多くの人が半端な知識をもっていたり、一括受電と東京ガスのコマーシャルを混同していたり……。

いろいろな意見は出るのですが、日本の政治と同じで、投票率(総会への出席率)はあがりません。結果、ほとんどの案件は、賛成多数で理事会の提案がとおるというのも、また不思議で面白いことです。欠席者には自然な流れで理事長に一任なんてことをしておくと、開会前から結果がみえていたりします。ただ、一括受電だけば、総会で承認をとっても、全員の契約がないとできないので、ここだけ急に全会一致が必要になってり、本当に何ともいえない世界です。

マンションの立替ともなると、それはもう大変でしょう。震災後の対応にも、多くのマンションが苦労をされていました。立替は3分の2の決議でできるようになるように法改正が検討されているそうですね。

決議をとる理事会の1人ひとりも普通の住民だというのが、また難しいところです。最初のうちは、皆のために仕事の合間に一生懸命骨を折っていたものの、あまりに他の住民が言いたい放題いわれると投げ出したくなるなんてことも、日本中でありそうですね。ボランティアでやる仕事の難しいところです。

DSC_3663.jpg
※あと、二か月半の辛抱。明日は雪とか。
関連記事
スポンサーサイト
【2016/01/17 22:27】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<障がい者雇用のセミナーで | ホーム | 1日1%の影響>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/2196-5b1848ae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |