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特例子会社、ときおり考える2つの矛盾

機能に続いて、ちょっと特例子会社についてです。
特例子会社の社長をやっていますが、ときどきふと考えることがある私たちの存在上の矛盾とでもいうべきお話について。

特例子会社という仕組みは、障がい者の雇用を促進する役割は間違いなく役立っているのですが、障がい者だけを集めて仕事をしているという実態は、世の中のダイバーシテイの流れとは真逆をいっています。でも、通常の職場ではなかなかできないような合理的配慮を丁寧に実現させて、なかなか就職先が見つけられなかったような人を雇用できていることも間違いありません。ただ、本当だったら障がい者も障がい者じゃない人も、一緒に働けるといいのになぁとふと思います。

もう1つの矛盾も悩ましいです。私たちは面接などの選考をして新たなメンバーを採用します。これは当然の行為なのですが、逆にいえば、働いてもらいやすい人を採用し、それが難しい障がいの人は結果的に採用していないのだともいえます。逆に普通の採用面接で落ちてしまうような人ばかりを採用することができれば、もの凄く社会的な意義があると思ったりします。もちろん、特例子会社の方が、より積極的な合理的配慮をできる分だけ採用基準は広がっているのは間違いないのですが、それでも上澄みだけを採用しているような気分になることが時々あります。。

あまり考えても仕方がないと思いつつ、たまに考える2つの矛盾のお話でした。

003第三モッキリセンター
※酒場探訪シリーズ004 第三モッキリセンター@札幌 (コの字酒場は日本中にあります。ここはでかいこの字。玄田先生はサンドイッチ訪問していました。ちなみに第一も第二もありません。)
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【2016/01/23 21:55】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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