自分を好きになる力
先日の「日本の人事部」の会で、一橋大学の米倉先生のお話を聞きました。実は、ちゃんとお話を聞いたのは初めてです。あれこれと書き残してあることはあるのですが、その中から「生きる力」というお話について、ちょっと今日は書いてみます。

『「生きる力」って何だと思います?』という問がありました。

はて、どう答えましょうか。まずは「学び続ける力」かなというのが私は浮かびました。

米倉先生の答えは「自分を好きになる力」。まさに自己肯定感です。

日本の自殺率は世界で9位だそうです。日本より上位に位置する国は、北朝鮮、ガイアナ、スリランカ、スリナム、ハンガリー、カザフスタン、リトアニア、韓国だそうです。なんてことでしょう。
以前に来日したナポリ人が人身事故(おそらく投身自殺)で電車が止まった際に、こういうことはしょっちゅうあると聞いて、なかなか理解できなかったのをよく覚えています。「ナポリには殺人をする奴は困ったことにたくさんいるけど、自分を殺す奴はいない」「なぜ困ったら教会に行かないのか」などといった話があったように記憶していますが、日本には教会にあたるようなセーフティネットはありません。ご近所、親戚、会社がセーフティネットを代替していたところがあるんだと思いますが、それぞれがそれぞれの形で弱体化し、「個」が孤立化していく実態があります。

「自分」だけでなく、「家族」「学校」「職場」「地元」などの自分を取り巻く社会が好きになること、今という「時代」が好きになること、「日本という国」が好きになること、さらには「人類」が好きになること、いずれも大切なことだと思います。

私たちの責務の1つは、次の世代に自分を含めたそういったものを好きになれるような何かを残すことかもしれません。これにはいろいろなアプローチがあります。まずは、好きになるような気持ちを阻害するような無意味なネガティブキャンペーンを辞めることです。まだまだ「日本」とっとも素敵な国だと思います。でも、現実はきちん正視する必要があります。今や日本は、1人あたりのGDPでは世界第27位の普通の国です。

なんか重い話になっちゃいました。
私達、人類も1つの生物種族です。種の保存のためにも、次の世代に「生きる力」を与えることは本能としてインプットされているはずです。それが気弱化しているようであれば、まさに1つの生物種族としての「生きる力」が弱まりつつあることに他なりません。

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※銭湯のあとのコーヒー牛乳。こういう感覚がいいかも(?)。
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