耳障りのよいカタカナ言葉、外来語は疑った方がよいことが少なくありません。
私はかねてから、職場の3大思考停止ワード(もしくは、HR界の3大思考停止ワード)というものを主張していますが、それは「マネジメント」「リーダーシップ」「モチベーション」の3つです。これらは頻繁に用いられます。例えば、「それはマネジメントの問題だね」「この組織にはリーダーシップが足りない」「そもそもモチベーションに問題があるね」などといって放置!というのがよく見られます。これらの耳障りのよい言葉を使うと、もうそれ以上掘り下げなくてもなんとなく許されるような雰囲気があります。でも、何一つ、解決には近づいていないんですよね。 そして、もう1つ怪しい言葉があります。「コミュニケーション」です。 これも頻繁に職場で使われますね。 「コミュニケーション」の語源をご存知でしょうか。 「コミュニケーション」の語源は、ラテン語の「コムニカチオ」だといいます。元の意味は「分かち合うこと、共有すること」なのだそうです。ですので、良いコミュニケーションとは、「円滑な分ち合い」なのです。しかし、一部の人は一方通行の「伝達すること」がコミュニケーションだととらえていたりします。これは大きなすれ違いです。カタカナ言葉の怖いところの1つは、個々人によって厳密な定義が違うままで会話されているところです。「コミュニケーションの悪い職場」という一言でも、上司と部下はまったく異なる問題意識を抱えているかもしれません。 小倉広さんの「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」を読んで、思い出したお話です。 ※酒場探訪シリーズ033 「山ちゃん」@蘇我。どこの駅にも素敵なコの字カウンター酒場ってあるんだと感動した乗換駅の蘇我。写真のメニューは東部の酒場では見かけるメニューの「重ネ」ですが、ここの「重ネ」はなかなかすごいです。
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