喰える資格、喰えない資格、美味しく喰える資格

今日の中原淳先生のブログから。
テーマは資格ビジネスです。まずは、ちょっと引用を。


*******************************************
先日、某駅のあたりを歩いていたら、ふと、下記のような「看板」を目にしました。
 誰でも取得できて、高収入確実!
 簡単に学べます
 あなたも資格ホルダーになりませんか?
 こうしたうたい文句を背景にして、大量の資格希望者を集客し、何の入口管理も出口管理もおこなわない機制のことを「資格ビジネス」といいます。
 本来、資格とは「資格をもっている人」と「資格をもっていない人」のあいだに「境界」をつくりださなければならないはずなのに、「資格ビジネス」ではそれを行いません。
 なぜなら、利潤をあげるためには「資格をもつ人」を無条件に増やしつづける必要があるからです。
*******************************************


あはは、ですね。
実際、これに惹かれて、それなりの金額を払う人が結構、いるから、このビジネス成り立っているわけです。でも、本当に食える資格って、排他的な権利を保障する、つまりその資格がないとその仕事を開業できない、医師とか弁護士とかいうのでないと、なかなかきついですよね。
これに対してよい資格について、次のように整理されています。確かにそうですね。gcdfなんか、結構、こんな感じできていますよね。


*******************************************
 1.誰に知識を配分するかを決める「入口管理」がある
 2.体系的かつ構造化された知識が配分される「学習機会」が提供されている
 3.当人に資格を付与するかどうかの「出口管理=試験」がある
 4.資格を取得後に継続教育が提供される
 5.継続教育の成果によっては、資格の継続や剥奪を決めることができる
 6.資格の教育内容が改善されるシステム、および、資格保者の人数を制約するシステムが内在している


「資格」とは「境界」をつくりだすことです
*******************************************


新卒の採用面接でも、履歴書にたくさんの資格がならびます。以前に何回か、企業の採用担当者の立場で、資格取得学校で講演をさせていただいたことがあるのですが、「ほとんどの資格は採用には役に立たない」という主催者の気持ちを無視した話をさせていただきました。

採用面接で資格についての話になったときに、聞くのはどんな資格を取ったかではなくて、「資格をとろうと思った動機」と、「資格取得のプロセス」の2つです。この2つに納得感があると、面接の評価は高まります。結構、資格を取得するのが大変な資格もあります。gcdfだって、大変ですよね。利き酒師だって大変です。これをなぜ取得しようと思ったのか、そしてどのように勉強したのかは、面接では、その方を知るためにはなかなか役に立つ情報になります。とった資格の名前よりも、動機とプロセスです。で、先の資格取得学校の講演では、こういう話まできちんとして主催者を少しは安心させていました。これは本当に実感することです。


たぶん、gcdfのようなキャリアカウンセラーの資格を取得して、それだけで喰えている人はほとんどいないはずです。フードコーディネーターとかもそうですね。もし、それで喰えている人がいたとしたら、少なくとも「資格をとろうと思った動機」がしっかりしていて、「資格取得のプロセス」にもとてもよいものがあるんじゃないでしょうか。


今日は久しぶりに中原先生のブログに反応してみました。


ところで、お好み焼き検定が今週の日曜日にあります。これも資格ですが、絶対に就職には役に立ちませんし、これで喰えるということはありません。でも、これで酒宴で話のネタができますし、洒落たうん蓄話が語れるようになりますし、何よりも家庭で美味しいお好み焼きが食べられるようになります。こんな資格もいいですよね。これぞ、まさに「美味しく喰える資格!」。今年は閉め切っちゃいましたけど、来年もやりますよ。


酒場探訪シリーズ032 文字平 











関連記事
スポンサーサイト
【2016/12/05 23:12】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<叱ると怒るの違い | ホーム | 何をしないかを決めることは、何をするかを決めることと、同じくらい重要だ>>
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2016/12/08 01:26】 | #[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/2268-3ba3a494
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |