転校初日と初訪の古典酒場~引き戸をあけたあの瞬間
僕は転校生でした。
2年に1度、転校をするんです。
それは決まって夏。
1学期の終業式に「サヨナラ」して、2学期の始業式で「ヨロシクオネガイシマス」をします。
それが2年に1度。
だから、2回に1回は友達のいない夏休みを過ごします。しかも誕生日は8月。

幼馴染という仲間がいる人をときにうらやましく思います。
転校生は、表面的な人づきあいが上手になります。生きていくための技術です。
そして、逆に深い人づきあいが苦手になります。どうせ2年の付き合いですし。
たぶん、子供の頃、転校生という生活をしていた人は、似たような感じになるんじゃないかな。
たまに講演や講義の自己紹介の中でこんな話をすると、
私も同じですという声をよくいただきます。

転校初日の緊張感ったらないです。
担任の先生に連れられて、教室の前の引き戸をガラっと開けた瞬間。
24の瞳(もっと多いな)がこちらを観るんです。その視線。
アウエー感などというドライな単語では語りつくせない、あの緊張の感覚…。

時は流れて、50代になった自分。
趣味の1つは古典酒場での吞み歩き、です。
初訪の酒場。いかにも常連ばかりで「いちげんさん」にはちょっと敷居が高そうな酒場。
でも、魅力的で入ってみたい酒場。
入り口の引き戸をガラッとあけたとき、常連の皆さんの24の瞳がこちらを観ます。
この視線……。
初訪の呑み屋にいくと、あの転校の日を思い起こすことができます。

酒場探訪シリーズ036 明治屋 
※内容にあう「引き戸のある」写真がなかなか見つからず、大阪の明治屋さん。ただし、ここは全然、刺さるような視線はなくて優しさがありました。










関連記事
スポンサーサイト
【2017/05/05 09:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<新入社員研修、3つに絞ったメッセージ | ホーム | 「組織開発・ワンディ集中講義IN東京」凄かったよ>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/2290-37009049
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |