新入社員研修の振り返り② 本気になる
昨日、新入社員研修の振り返りを少ししたので、その続きを。

新入社員研修は、毎年毎年、本当に真剣にいろいろと考えるので、
気づいてみたら、メッセージもコンテンツもリッチ過ぎるようになる傾向があります。
で、今年のメッセージは大切なことの3つだけに絞りました。
もちろん、それ以外もあれこれやるんだけど、
新入社員研修で求めることを3つのメッセージにとにかくしてみたわけです。

その3つとは、
  「カラをやぶる」
  「本気になる」
  「習慣化する」  です。

昨日のブログでは、「カラをやぶる」を取り扱ったので、今日は「本気になる」についてです。

グーグルで「動物」「赤ちゃん」とキーワードを入れて「画像」で検索してみてください。
どうでしょうか。めちゃめちゃ可愛い写真が並びますよね。
彼ら彼女らの共通項は、まずはもちろん「かわいい」だと思います。
でもさらによくよく見ていくと単に可愛いだけではなく、
生きていくことに対するひたむきさ、生きていきたいという本気さが伝わってきませんか。
あらゆる動物には母性本能があるものなのでしょうか。
動物の赤ちゃんの訴える可愛さ、ひたむきさ、本気さに応えるように
親は赤ちゃんは育てるのです。
職場でも同じです。本気に迫ってくる新入社員に対しては、
先輩は育ててやろうという気持ちに自然となるものです。

でも、「本気になる」ことはかなりストレスフルなことです。
本気になることによって、成長への必要な通り道であるストレス・ゾーンに人は足を踏み込みます。
なんといっても、本気になるというのは、自分と対峙することになりますから。
「カラを破る」と少し重なるのですが、
学生のときは本気にならなくても、そこそこやっていけたような人でも
社会での仕事が同じようにできると思ってはいけません。
そこには数段のレベルの差があります。というか本質的な違いがいくつかあるのです。

もちろん本気になり方は人によって違います。
大きな声を出すことが本気の表現だと勘違いしている人がたまにいますが
秘めた本気もあってよいわけです。ただし、それが相手に伝わる必要はあります。
ほんとに秘めているだけでは、社会では価値を生みません。

プロ野球と比較すると数段稚拙なプレーが続く高校野球があれだけ人気があるのは
人は皆、「本気」が好きだからでしょう。
プロ選手の八百長に憤るのは、「本気」が裏切られたと感じるからでしょう。
「本気」に対しては、人は自然と応援したくなる傾向があるようです。

あと、「本気」になることは、自分本位から離脱するためにも必要です。
新入社員は、最初はどうしても視線が自分にむかっています。
正解がわからなくて、恥をかきたくなくて、自ら手を挙げて発言ができないのも
視線が自分にいっているからです。
そんな人は、発表のときに照れ笑いをしてしまったり、仲間に楽屋落ち的な発言をしたりします。
聴いている人には何一つ価値を提供しない、単に自分のための価値のない行為です。
プロの役者は舞台の上でけして照れ笑いはしません。仲間と楽屋落ち的な会話もしません。
それは舞台の上で「本気」になっているからです。

難しいのは、「本気になろう」と思っても簡単にそれができないことです。
本気というのは、いろいろなことにチャレンジしている中で、
「あれ、俺、今、本気だったかな」と感じるものなのです。
だからそういうチャンスをたくさん研修の中に散りばめてあげる必要があります。

研修をプロデュースする人も、ディレクションする人も、ファシリテーションする人も、
すべて一瞬たりとも気を抜かずに本気にならなければいけません。
そういった徹底した態度も、新入社員を本気にいざなうためには大切なのです。
「よいお兄さん」「よいお姉さん」になってしまっては
よい新入社員研修はできません。

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