私たちは、作品ではなく、商品を提供したい
障がい者の就業継続支援B型事業所を経営する方から、素敵な話を聞きました。B型事業所とは、最低賃金以上を支払って就業支援をするA型事業所と違い、最低賃金以下の工賃を得ながら就業へ向けて経験とトレーニングを積む場です。つまり、すぐには容易には企業では働けない人が集まっている場です。

「私たちは、作品ではなく、商品を提供したい」。

その方は、飲食店も経営しており、そこで多くの障がい者のメンバーが働いています。飲食店の業務は業務単位の切り分けができるので、様々な障がい者の働く場としては適しているとのことでしたが、確かにそういえばそうかもしれません。それらのお店は、障がい者が働く店とは名打ってはいません。外からみれば、まったく普通のお店です。そして、そこで提供されるのは、「作品」ではなく「商品」なのです。

「商品」はその商品自体の価値を購買者が認め、その価値に対して対価としてのお金を払う存在です。ですから、商品自体に価値がなければ売れません。お客様の目はシビアです。こちらで販売していいるのはすべて「商品」です、その商品自体に価値を感じてお客様は足をお店に運びます。

これに対して「作品」は違います。障がい者が作ったものだから、障がい者を支援するために買ってあげよう、応援するために買ってあげよう、かわいそうだから買ってあげよう、というものです。なので、障がい者が作ったということを前面に出して販売をします。

「作品」を提供することを否定するつもりはまったくありませんが、この「商品」にこだわる姿勢、すばらしいと思います。作品を創ることは本当の仕事とはいえないかもしれませんが、商品を提供することはまさにビジネスそのものです。B型事業所の方がここまで意識をもっているのですから、私たち特例子会社をマネジメントする立場も、甘えずに自らを律してきちんとしたマネジメントを行い、それが障がい者メンバーの誇りと自己効力感と働き甲斐に結びつくような仕組みを作っていかないといけませんね。

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土曜日の〆の鰻。




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