土曜日の午前中、千葉の淑徳大学にお邪魔し「キャンパスソーシャルワークネットワーク全国研修会」の場で、障がい者雇用にも携わっている企業人の1人として、1時間強、お話をさせていただきました。
同会のホームページに、キャンパスソーシャルワーカーについての説明がありますので、長くなりますが引用します。 『ソーシャルワーカーとは、障害や病気、または周囲の環境的な問題によって、日常生活を送る上で支障を伴ったり困難を抱えていたりする人々へ、相談援助を行う人のことです。実際に生活上の問題を抱えてらっしゃる方に対して、お話をお聞きし、実際に使える支援やサービスがある場合にはその情報をお伝えしたり、活用できるように支援したりします。また使えるサービスが不十分な場合には、新しいサービスの開発に取り組むこともあります。また支援機関同士の連絡調整を取り持ち、みんなでネットワークをつないで、困っていらっしゃる方が孤立してしまわないように支えます。日本では、ソーシャルワーカーの専門的な知識や技術を勉強したものの国家資格として「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格があります。 キャンパスソーシャルワーカーは、大学で働くソーシャルワーカーのことです。多くが社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っています。大学生の皆さんが抱える様々な生活上の問題に対して、支援を行っています。各大学によって、その支援の内容は様々です。』 まだまだ、限られた大学だけのようですが、大学にソーシャルワーカーが配置されるようになってきたわけです。教員やキャリアセンター、学生課と有機的に関連をつくれれば、すぐれた効果を発揮できる可能性は高いと感じます。ただ、難しいこともありそうです。 今回は、全国から30名強の方が集まられていました。午後は、参加者同士の交流の時間と懇親会が予定されていたようですが、社内研修とインターンシップの懇親会があるため、自分の話が終わったらすぐにスクールバスで蘇我駅に向かわせていただきました。土曜日なのに、トリプルヘッターのスケジュールです。 参加者の皆さん、ものすごく熱心に聞いてくださり、時間の限りいろいろと質問もいただき、多くの方と名刺交換もしてお別れしました。学生支援について実に真摯に対峙されている皆さんだと感じました。なんか、日本ていい国だな、まだまだ捨てたもんじゃないなと感じます。 同じ立場で働かれている方は、全国でもまだ百人足らずではないかと思いますし、自組織の中では自分単独で機能されている方がほとんどだと思います。孤立している専門家は、自組織から越境して他組織にいる専門家とネットワークを作りたいという欲求に自然かられるんだと思います。私自身の経験としても、21世紀になったばかりの頃のシェアードサービスセンターの立ち上げ時や、今も携わっている特例子会社の経営者なんかのネットワークもこれに近いものがあると感じます。 ご質問の時間には、採用・就職活動に関することが多く出ました。あらためて企業における採用の論理、現場、現実というものを大学の支援側の関係者にご理解いただくことの重要性を感じます。でないと、ずれた支援をしてしまいがちです。企業人事にいる人間は、ここの接点の部分に適切に関与することによって、次世代の成長に何らかのかたちで関与できる立場にあるんだと思います。 お話した内容については、また機会と元気があったら、書くようにします。 ※酒場探訪シリーズ059 三州屋@銀座 ~鶏豆腐に黒ラベルの昼呑み。鶏豆腐はランチのセットで頼んた方が安いような…。で、ごはん抜きのランチを頼みます。
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