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web教材で学んだ「キャリア教育」の真髄にガツンときた日
キャリアカウンセラーの資格であるGCDFのコースで課せられているweb講座を一式、この正月休みにwebにて受講しました。その中に渡辺三枝子先生の「キャリア教育」の講座がありました。実に濃厚なweb講座でした。まったく「キャリア教育」について、浅はかな理解をしていた自分に気づきました。

キャリア教育とは「1人1人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」(2011年の中央教育審議会答申より)と定義できるようですが、どうも私たちは自分たちの接点である学びの場が「大学」であるために、どうしても大学のキャリア教育をキャリア教育ととらえがちですし、一部では就職指導や職業教育こそがキャリア教育のように考えられがちです。

でも、三枝子先生の提示される定義は違います。
キャリア教育は、キャリア発達の視点から全教育活動を見直し、改善する理念であり方針のことである
なるほど。「キャリア発達の視点から全教育活動を見直す」というのは壮大な話です。日本のように大学生に手厚いキャリア教育を課せられている国は実は例外的で、他国ではキャリア教育というのは高校生までの話だそうです。大学生にまでなってキャリア教育というのは、本来であればなじまないわけです。

キャリア教育は、小学校、中学校、高校と段階を追って設計されるべきものです。そして、特定の活動や教科を意味するものではありません。インターンシップを設計したり、R-CAPで自己分析を促したり、業界研究セミナーを提供するのがキャリア教育ではないのです。

人は1人1人の個性をもった存在として、生涯、発達をし続ける存在です。学校は、その発達の基礎作りの場であり、そして教育の役割は児童、生徒、学生の発達を促すことそのものなのです。これは、生きる力の土台をつくることに近いことです。そして、発達は自然には起きません。だからこそ、そこに教育の意義があるわけです。教育は発達の促進にとって不可欠なものなのです。ただ、それがどうしても目に見えやすい知的発達ばかりがフォーカスされ、学校のもつ知的側面以外での発達の促進機能への認識がおろそかにされてきています。

給食当番や日直のような当番活動、保険係や図書係のような役割活動、上級生が下級生の生を世話をする活動、仲間と一緒に何かに取り組む活動、できることとできないことを認識すること、好きなことを知ること、好きなこと以外のこともやらなければいけないことを知ること、興味の幅を広げること、多様な経験をすること、学ぶことの重要性を知ること……。

これらすべてが学校で行われる「キャリア教育」であり、またキャリア教育の視点からリデザインされる必要があるのです。何よりもまずは、学校における日々の活動がキャリア発達に寄与するのだということを関係者が正しく理解し、それをよりよくデザインすることを考えることから始める必要があります。

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三が日の写真は熊本しばりになりました。路面電車です。路面電車の走る街は素敵ですね。昨年は、松山、広島、熊本と路面電車に乗りました。特に松山と熊本は街がシンクロする気分になります。

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【2018/01/03 19:33】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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