なんか頼まれてちょこまかいろんなところに書いたりすることがあるんてすが、整理がよくないので記録がほとんどされていません。なんとなくもったいないなぁという気もするので、とりあえず手元にあるものであまり長くないものについて、ブログでアーカイブをやろうと思い立ちました。ということで、ちょこまか今週はアーカイブしています。 実は、私、一度だけあの倉嶋さんの伝説の「古典酒場」で執筆させていただいているんです。なんて光栄なこと。11号です。内容的にはホッピービバレッジの石渡社長の書籍の書評です。編集者としてきれっきれっの倉嶋さんと、ささやかですが一緒にお仕事できたのは一生の宝物です。 ************************************* 『古典酒場』第11号「酔いどれ新聞第2号」 (2012.4) ************************************* 「技術は真似できても育てた社員は真似できない」 石渡美奈著 総合法令出版刊 ************************************* 石渡美奈氏には無駄な動きが多い。彼女は新卒で日清製粉という会社に入り、私と一緒に人事部で新卒採用の担当を数年間していた。最終面接を待つ学生をリラックスさせるためにお茶を出しに行った彼女が、入り口でけつまずいて豪快にダイビングをしたという逸話がある。そんな接遇の方法は誰も教えていない。実に無駄な行為だが、学生は唖然として緊張も吹っ飛んだと思う。見事に目的は達している。また、自らの身体よりもお茶を守ろうとした心意気にも好感が持てる。 ホッピービバレッジ社での石渡美奈氏の活躍は賞賛に値するが、歩んできたのはまっすぐな道ではない。三歩進んで、けつまずいて二歩下がる、の連続だったようだ。幾多の無駄な動きを乗り越えて今日がある。本書にはそんな素敵な無駄が満載されている。無駄なくして人は育たない。無駄が摩擦を呼び、それが成長を呼ぶ。効率的に一直線に人を育てようなんて駄目だ。石渡美奈氏は時間刻みで多忙な時間を過ごしつつ、きちんと無駄をこなしている。 思えば酒を飲むなんてことも、本当に無駄な行為だ。膨大な時間とお金と、時に記憶すら失う。でも、そんな無駄が私たちを豊かにする。たくさんの笑顔と思い出と出会いをもたらす。ホッピーを飲むとき、石渡美奈氏と仲間たちがやらかした素敵な無駄がその味わいを深めていることを実感できるはずだ。素敵な無駄に乾杯したい。 ************************************* ************************************* 新酒場探訪シリーズ022 バー嘉茂@銀座 ~ホッピービバレッジの話になったので、世界一美味しいホッピーが吞める店を。嘉茂ご兄弟のお店です。素晴らしいバックバーを眺めながら、ほんどの人がホッピーを呑んでいるという絵が素晴らしい。弟さんの料理も素敵。こないだ一村の大野さんが、この店は凄いといっていて勝手に嬉しくなりました。二枚目の写真は13杯のホッピーを一気につくるなかなか見れない雄姿。三枚目にあるとおり、一升瓶のキンミヤが冷凍庫から出てくるのです。
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