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大学の「就職力」
日本経済新聞の11月30日朝刊で「大学の就職力」という記事広告ページがありました。ちょっとした記事に続いていくつかの大学の広告が掲載されているという構成ですが、その記事の中で「就職に強い大学を見極めるチェックポイント」という項目がありました。10項目が列挙されているのですが、以下のとおりです。

①1、2年次にキャリア教育のガイダンス・授業があるか
②インターンシップ(支援)制度があるか
③3、4年次でゼミ活動があるか
④外国語授業を実施しているか
⑤社会人講師の授業があるか
⑥3、4年次の就職活動ガイダンスが充実しているか
⑦資格取得支援講座が充実しているか
⑧キャリアセンター(就職課)に活気があるか
⑨学内の部活・サークル活動が盛んか
⑩卒業生数に見合う数の就職先を公開しているか

いかがでしょうか。いったいこの日本経済新聞の記事は日本の大学を何をする場所だといいたいのでしょうか。合意できるのは③(これは絶対に重要、さらにはその内容とやり方も大変に重要)、強いていって⑤くらいです。この10項目の観点で大学を選択し、こういうことを大事に大学生活を送り、そして社会に出ていく…、これで日本は勝てるんでしょうか。

就職第2氷河期の幕開けともいわれていますが、それがまた間違った方向に大学のキャリア教育を導くようだと問題です。先の就職氷河期が残した財産は、まがりなりにも大学にキャリア教育という視点が生まれたことです。これが単なる「就職力」という方向にいってしまっては本末転倒です。もちろん人生最初の就職で誰しも失敗はしたくはないですから、「就職力」を磨くことはとても大切です。ただし、「就職力」というのは合目的的にこれを強めるのではなく、大学生活の中から「結果としてついてくるもの」です。どのような大学生活を送ることによって結果として「就職力」がつきやすいのかというアプローチでのガイドは賛成ですが、「就職力」に最初からフォーカスするような発想はどうなんでしょうか。

そもそも、そんな学生を欲しい企業ってあるんでしょうか。

ちょっと熱くなりました。


※《2008年12月4日》 広尾でまたナポリピッツァ、今週は2回目のナポリピッツァですが、私は同じものを続けて食べるのは別に苦ではありません。昼夜、気付いたらカレーだったとか、ラーメンだったとかいうことはしばしばあります。

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