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貴重な情報とは、それ自体が「商品」である
私のいる会社でも営業情報の共有化のために、CRM(customer relationship management)システムの導入作業中ですが、情報の共有化だとか、ナレッジマネジメントだとかというのはシステムに依存するだけでできるものではありません。

昨日、紹介した「あたらしい戦略の教科書」の中に、情報に関する「その通り!」という一節がありましたので、昨日に引き続き引用をさせていただきます。

「同僚に金をくれとせがむのがナンセンスなように、同僚に一方的に情報を求めるような態度もやはり間違っている」

「貴重な情報はある意味では商品である。何かを得るためにはその代償を払わなくてはならない、という等価交換の法則が働いている」

「合理的に貴重な情報を入手するためには、価値が等価といえるような別の貴重な情報と物々交換ならぬ情報交換をすることが必要になってくる」

「同じ会社の仲間だからという理由では情報は巡ってこない、人間の営みとは情報を巡る政治の力学によって成り立っている」


そうなのです。貴重な情報というのは、それ自体もう「商品」なのです。ですから、同じ会社にいるからとか、システムに入力することが義務つけられたからとかいうことで簡単に流通するものではありません。もちろん「本当に貴重な情報」未満の情報を集積させるためには、CRMシステムは活用余地が十分にあります。そのレベルの情報でも容易に入手できるような環境を作ることは大切なことでし、大幅な業務改善につながります。インターネットの検索の世界の恩恵に浸っている人であれば、誰でも理解できる話しだと思います。

貴重な情報を得るためには、自らも貴重な情報源になることが一番の早道です。ある分野の事情通になれば、その分野の情報が黙っても集まってくるようになります。皆が情報を求めて、自分の情報を持ってやってきてくれるようになるからです。ただし、そういうレベルにはなかなかなれません。では何をするべきか。とにかく日頃から「GIVE&TAKE」を徹底することです。「GIVE」のないところに「TAKE」はありえません。「GIVE」を10回でも20回でも繰り返してやっと貴重な情報に近づけることもあります。例えば、毎日CRMシステムに情報を入れ続けるようなことも努力の第一歩です。

以前にこのブログでも紹介した「コミュニティ・オブ・プラクティス」(翔泳社刊)の中では、ナレッジマネジメントの本質についた指摘がありました。

「ナレッジマネジメントは情報を集めることではない。人と人をつなぐことだ」


まさに実感できますね。

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《2009年1月5日》 仕事始め。挨拶回りで都内をまわりましたが、道路は混雑してましたね。夜は人事シェアード時代の送別会。大半が今は別の会社で働いているメンバーが集結です。中には在籍期間がかぶってなくて、はじめましての挨拶もあったり、とにかくいい感じのメンバーです。

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