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地頭力の構成要素
昨日、一昨日の続きで「地頭力」についてです。「地頭力を鍛える~問題解決に活かすフェルミ推定」(東洋経済新報社刊)が提示している「地頭力」の構成要素について確認してみます。なかなか腑に落ちる整理がされていますよ。

「地頭力」をまず最初に「地頭力の直接的な構成要素となる3つの思考力」と、「それら3つの思考力のベースとなるもの」の2つに区分します。さらに「それら3つの思考力のベースとなるもの」についても2階層に分けています。ベースとなる部分が2階層あり、その上に「地頭力の直接的な構成要素となる3つの思考力」が乗るという感じです。

さて、まずは「地頭力の直接的な構成要素となる3つの思考力」から見ていきましょう。

これは下記の3つです。とてもうなずけますね。

①「結論から考える力」…仮説思考力
②「全体から考える力」…フレームワーク思考力
③「単純に考える力」……抽象化思考力


確かにこのような思考特性をもっていない人は、業務効率が大きく損なわれます。何度レポートを出しても上司のOKをもらえなない場合、自分の思考方法にこの3つの要素がかけていないかをよく考える必要があります。

世の中に結構多いのが、ディテールから積み上げたり、プロセスから積み上げたり、ある一部分だけを詰めて検討したりするミスです。一見、細かく検討がされているようにみえても、全体として何をいいたいのか、結論として何がしたいのか、それがみえていない検討です。私はそういった話をメンバーが持ってきたときには、たいてい「全体の絵をシート1枚で書いてみて」と言っています。

今はどうなのかわかりませんが、私が学んだ学校の日本史の授業がまさにこんな感じでした。学校の日本史の授業は縄文時代や弥生時代から始まります。そうして大化の改新で誰がどうしたとかいうディテールを年代別に積み上げていくのですが、たいていは3月の学年末までに最後まで行き着くことができません。江戸時代の後半くらいから急にスピードがあがって、本来であれば一番大事なんじゃないかなぁと思う近代から現代に関しては駆け足、小学校でも中学校でも高校でもこんな感じだったと思います。ですから、現代に生きる自分の目線から日本の歴史の全体観を持つことがなかなかできず、ましてや世界史の中での日本史観といったものも持てません。これはある意味で日本人の欠点ではないかとすら感じます。

でも、こんな感じで仕事をしてしまっている人、少なからずいるんじゃないでしょうか。多分、人は本能的にディテールが好きなんだと思います。ディテールをいじくっていると妙に安心するんじゃないでしょうか。実は、ディテールは手さえ動かしていれば、知恵を絞らなくてもなんとか書けるものなのです。だから、ディティールをいじっていると仕事をしているように気分になれるのです。
それに対して「結論から考える力」「全体から考える力」「単純に考える力」というのは徹底的に頭を使わなければ発揮できません。

例えば、レポート何かを書くとき、いきなり序章から書き始めてはだめですね。まずは、目次を考えるものです。私は目次ができるとなんかすべて終わったような気がいつもするのですが、目次を考える部分でレポートの8割は終わっているとも思います。「結論から考える力」「全体から考える力」「単純に考える力」とは、仕事の目次を考えることにほかなりません。

「地頭力」はけして先天的なものだけで決まるものではありません。これまでの説明でご理解いただけるとおり、「地頭力の直接的な構成要素となる3つの思考力」というのはあくまでも思考のプロセスと習慣なのです。ですから、本気になって日々、訓練と努力を続ければ鍛えることは可能です。ただし、強烈に意識をすることが必要です。

「地頭力の直接的な構成要素となる3つの思考力」の紹介が長くなりましたが、そのベースとなる部分は冒頭の説明のとおりに2階層になっています。上位階層は「論理的思考力」「直観力」になります。「結論から考える力」「全体から考える力」「単純に考える力」をうまく発揮させるためにも「論理的思考力」と「直観力」は必要です。

そして、さらにそのベースとなるもの、「地頭力」のOSとでもいえるもの、それは「知的好奇心」です。やはり「好奇心」がすべての原動力ですね。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
(2007/12/07)
細谷 功

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【今日の朝礼から】 私の所属する会社では経験者採用は常時やっていますが、応募者数がうなぎ登りです。実に2月は11月の4倍にたっしています。書類選考だけでも大変です。といったあたりの話でした。

《2009年3月11日》 3月から新たに仲間入りしたメンバーの歓迎会。熱いメンバーが加わってくれました。人事という部署は、全員が熱いと暑苦しいですが、ある程度は熱い人が必要です。


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