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改めてリーダーシップについて
リーダーシップについて勉強をしたいと思って書店に行くと、あまりにもこの分野を取り扱った書籍が多いことに困惑します。リーダーシップに対するニーズが多いことの表われでもありますが、誰でも一家言を持てるテーマであるという側面もあります。極端な話でいえば、うまくやれたリーダーが自らの経験を書けば、一冊のリーダーシップ本ができあがるというわけです。ただし、経験論は感動はできますが、なかなかそれを読んだだけでは再現が普通の人にはできません。そこで単なる体験論ではない、理論と実践を結びつけた書籍が必要になるわけです。

そんな中で1冊を薦めるとすれば、金井壽宏先生の「リーダーシップ入門」(日経文庫)でしょうか。理論家だけでなく著名な実務家も含めた古今東西の様々なリーダーシップに対する考え方を紹介しつつ、読者が身を置く実務の世界に結びつけようという意思が貫かれています。「入門」というタイトルと、日経文庫という発売元が少々安っぽくみせるところがありますが、なかなかどうして高いレベルでかつ取り組みやすい素晴らしい内容です。

先日紹介した石山恒貴さんの「上司の教科書」も当然にリーダーシップを扱いますから、その中でリーダーシップに関する基本的な考え方を抑えています。同書でもやはり金井壽宏先生の「リーダーシップ入門」が紹介されていますが、上手に一言で以下のようにリーダーシップについて整理してくれています。

「リーダーシップとは、わくわくする絵が描かれ、それに向かって人々を巻き込み実現を目指す、ということだ」

この短い文にリーダーシップの本質が詰まっています。
よく読めば一目瞭然ですが、この短い文には2つの異なるメッセージが込められています。すなわち「わくわくする絵を描く」ということと、「人々を巻き込み実現を果たす」ということです。前者は組織の課題・めざすべき道を明確にする(それも魅力的に)ということであり、後者はメンバーとの関係を大切にしていくということです。

ですから「わくわくする絵が描かれ、それに向かって人々を巻き込み実現を目指す」なんてレベルの高いことをいわれたって自分にはできないよ、といいそうな人もいるかもしれませんが、実はもっともっとベーシックな表現でいえば、「仕事の指示をきちんとして、部下たちとの関係を大切にする」というシンプルなことなのです。

別に企業におけるリーダーにはカリスマ性が必要なわけではありません。「仕事の指示をきちんとして、部下たちとの関係を大切にする」という当り前のことを愚直に取り組める人であれば、良いリーダーになれるものです。ただし、当り前のことを愚直にすることがいかに難しいものか、良いリーダーになりたいと志した人であれば、誰しもが知っています。

リーダーシップ入門 (日経文庫)リーダーシップ入門 (日経文庫)
(2005/03)
金井 寿宏

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上司の教科書 ?「新しい悩み」への処方箋 (新書y)上司の教科書 ?「新しい悩み」への処方箋 (新書y)
(2009/02/06)
石山 恒貴

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《2009年3月12日》 人事のメンバーに私がくどくどいうことはけしていいことではないと思い、人事のメンバーは他流試合で育てる、ことを進めたいと思い、人事部交流会というのを最低月に1回はやることにしました。今日は初回で旭化成ホームズさんを訪問して、双方の人事メンバー数名同志のディスカッション&懇親会。予想通りというか予想以上というか、得られるものはあったと思っています。第2回も決まっているので、第3回はどうしようかなぁ。


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【2009/03/12 23:56】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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